パニック障害になる人の多くは、子どもの頃から「怖いもの」や「こだわり」があったといわれています。
こだわりが強いと「気になって仕方がない」という状況になってしまいます。神経質や潔癖性といわれる人も多いです。
私は、いずれにも該当します。
昔は、物音が気になって仕方がありませんでした。度を超えた心配性でかすかな物音がする度に「オバケが出たのかもしれない」「泥棒が来たかもしれない」と恐怖に怯えていました。
今となっては意味がわかりません。夜の8時や9時にひと気のある家に泥棒が入るわけがないのですから。
潔癖性も昔からです。電車のつり革やエスカレーターの手すりが触れません。
ヌルっとしたり、ベタッとしたりするものが苦手で、つり革や手すりも嫌な感覚を覚えてからなるべく触らないようになりました。
不安体質の私は、パニック障害になるべくしてなったのでしょう。
パニック障害になる人の特徴

パニック障害になる人には特徴があります。
汚いものが気になり、1日に何度も手を洗う傾向があります。
間違いが許せません。完璧でないと落ち着かないのでストレスが溜まりやすいです。
鍵をかけ忘れていないか、火を消し忘れていないか、などを何度も確認します。
まあ、例外なくすべて該当します。
除菌シートを普段から持ち歩いています。自分のミスに腹が立つタイプです。完璧主義だと仕事が遅くなるので、だいぶ寛容になってきました。
窓の鍵を閉めたか、ドアの鍵を閉め忘れていないか、ストーブを消し忘れていないか。気になって仕方なくなり、通学路から引き返して、確認したことが何度もあります。
ちなみに、確認しに戻って、鍵が開いていたり、火がついていたりしたことは一度もありません。
振り返ってみると、やはり行動に病的な部分が多かったことに気がつきます。
パニック障害になる人が怖がるもの

怖がりの人の典型的な特徴は、対人・高所・閉所・暗闇などに対する強い不安感です。それらが原因で日常生活に支障をきたすこともあります。
パニック障害の人が怖がったりするものは、他の人には理解し難いことがあるでしょう。
不安体質がゆえに小さな不安が大きくて深刻なものに変わってしまうのです。
こうした不安気質は、子どもの頃からあったという人が多いようです。
私の場合、心配性は昔よりもマシになりましたが、高所や閉所に対する恐怖は大人になってからのほうが増しています。
先日、足の怪我でMRI検査を受けました。パニック障害を持っているので、オープン型MRIを導入している病院探しから始まります。
開放感があるとわかっていても、前日から憂鬱な気持ちになりました。検査中は、掌のツボをこれでもかと押しまくってひたすら我慢。
パニック障害をもっていると、MRI検査を受けるのも一苦労だということを実感しました。
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最後に
不安体質は度が過ぎると、心の病気のひとつ「強迫性障害」になることもあります。
参照:強迫性障害 – Wikipedia
パニック障害とは別の病気です。
昔から不安体質だと、パニック障害を発症するケースが多いとのこと。
潔癖性も完璧主義も心配性も、正直かなり疲れるので、身を滅ぼしても無理はないでしょう。