
昨夜、川越の菓子屋横丁で火事が発生したというニュースを知りました。
菓子屋横丁は定期的に足を運ぶ場所ということもあってショッキングな出来事です。
人がはけた夕方以降の菓子屋横丁の雰囲気が好きだったんですよねえ。もうこの風景は見られません。
火元が室岡製菓とのことで場所は把握できていましたけど、やはり菓子屋横丁がどうなってしまったのか気になったので自分の目で確かめてきました。
川越の菓子屋横丁について
菓子屋横丁は、江戸時代の末期から明治時代の初めごろに、江戸っ子好みの気取らない菓子を製造したのが始まりといわれています。関東大震災で大きな被害を受けた東京に代わって全国への製造・供給を賄い、昭和初期には、約70軒が軒を連ねていました。
平成13年には環境省「かおり風景百選」に選定されています。
川越の菓子屋横丁は、長らく日本のお菓子産業を支えてきた歴史がある場所で老若男女が訪れる人気の観光スポットです。
さつまいも菓子やビッグサイズのふがしなど川越の名物はここに行けば、だいたい揃います。懐かしい駄菓子も買えるんですよ。
私自身、「かおり風景百選」に選ばれていたことを最近まで知りせんでした。本当にこの一角は美しい町並みなんですよ。メインの一番街に引けを取りません。
しかし、現在は菓子屋横丁一帯は通行止めになっています。
火事により菓子屋横丁は封鎖
2015年6月21日午後0時10分ごろ、埼玉県川越市元町の和菓子屋「室岡製菓」から出火しているのをパトロール中の埼玉県警川越署員が発見。木造モルタル2階建て店舗と、隣接する菓子店や民家など計5棟が全焼し、さらに6棟の壁などが焼けた。
この火事で、室岡製菓社長の室岡登三男さん(90)が全身やけどの重傷を負い、近くに住む40~70代の男女4人が腕や顔をやけどするなど軽傷。同署が詳しい出火原因について調べている。(一部抜粋) 川越「菓子屋横町」で昼火事、観光客騒然…和菓子店が全焼 90歳社長が全身やけど、4人が軽傷 – 産経ニュース
火事の翌日も現場検証などが行われており、菓子屋横丁は封鎖されていました。
5棟が全焼、6棟の壁などが焼けたということでかなり大規模な火災ですね。電線の工事なども行われていました。
県道も通行止めになっています。野次馬が集まっていて辺りはまだ騒然としていました。
骨組みがわずかに残っているのが火元の室岡製菓です。
月曜日は定休日のところが多いので観光客の数は普段よりも少なかったと思います。近年の川越は観光地としてだいぶ注目されてきていたので非常に残念ですね。
⇒川越の菓子屋横丁でパンダを発見。人気のパン屋「川越ベーカリー楽楽」と出会う。
あまり野次馬根性があるタイプの人間ではないのですが、やっぱり自分が気に入っていた場所だったので現状を知りたくなりましたね。
いざ変わり果てた姿を目の当たりにするとやっぱりショックです。