バルセロナとポゼッションサッカー。「哲学と数字にこだわらないことで魅せた異次元の強さ」


【スポンサーリンク】



バルセロナが三冠を達成しました。私は嬉しいです。

バルセロナがイタリア王者のユヴェントスを3-1で下しました。予想通りバルセロナの新しい武器であるカウンターが炸裂し、破壊力を見せつけた。


非常に拮抗した内容でユヴェントスにも十分にチャンスがありましたね。本当に面白い試合でした。

バルセロナ=ポゼッションサッカー

ポゼッションとは、所有や占有を意味し、試合中のボールの支配率のことを指します

ボールを保持した状態をボールポゼッションも呼び、できるだけボールを保持しながら試合を有利に進めようとするサッカーを「ポゼッションサッカー」といいます。

ポゼッションサッカーといえば、バルセロナだったのですが、今季はチームはまったく異なります。

90年代のドリームチームと呼ばれる黄金期を築いた名将クライフが礎を築いた圧倒的なポゼッションを誇るパスサッカーはクラブのアイデンティティになっていました。

しかし、近年はポゼッションにこだわりすぎて、パス回しでのミスをつかれて失点をしたり、自軍に引いた相手を崩しきれずに勝利を逃したりする試合が増えてしました。

数字にこだわっていても勝てない

今季のバルセロナは、ポゼッションにこだわりすぎることをやめました。

ロングカウンターやショートカウンター、必要があればロングボールを使ってダイレクトにゴールを目指すスタイルに変わったのです。


2点目と3点目は、まさにカウンターから生まれました。メッシ、スアレス、ネイマールが形成する3トップを最大限に活かした結果です。

サッカーはポゼッションの数字にこだわっていても勝てませんゴールが最も重要なのです。

戦術の使い分け

バルセロナのポゼッション率は61%とユヴェントスを上回りました。決して、ポゼッションサッカーを捨てたわけではないのです。

先制点を奪ってからは、落ち着いてボールを回してユヴェントスの中盤をうまく消耗させました。

チャンスを作るも、なかなか追加点が奪えず、徐々に押し込まれるようになって同点ゴールを許してしまいました。

そこから、さらにユヴェントスが押し込む展開になるのですが、カウンターからの追加点で相手の戦意を喪失させたのが大きかったです。

追加点後は、再びボールポゼッションを高めてゲームをうまく運び、最後の最後で追加点を奪い、見事な勝利を収めました。

戦術をたくみに使い分けることで、ボールを回す時間とボールを回させる時間をコントロールしたのです。試合巧者のユヴェントスにこのような形で勝ったところに強さを感じました。



ポゼッションサッカーが代名詞といえるバルセロナがカウンターサッカーで偉業を達成しました。

「ボールキープしていれば、相手は得点できない」や「パスを回せ!ボールは疲れない」というクライフの名言が少し懐かしく思えます。

ポゼッションが下回ったことに対して「ポゼッション?試合に勝ったのだから関係ない」という、準決勝後のルイス・エンリケ監督のコメントが今のチームの勝ち方を物語っています。

今季は、哲学とポゼッションにこだわらないことで異次元の強さを魅せつけました。バルセロナの哲学がポゼッションサッカーであるのは変わりないのですが、今後どういった変化が見られるのか非常に楽しみにしています。


ただ、シャビとイニエスタが奏でる最後のハーモニーが見れなかったのが心残りです。

【スポンサーリンク】



【関連記事】




コメントを残す

このページの先頭へ