
2016年9月、フリマアプリ「フリル」を楽天グループが完全子会社化しました。
それに伴い、販売手数料を無料化し、ユーザーの獲得を目指したのですが、相変わらずメルカリの牙城を崩せそうな兆しが見えません…。
また、楽天のフリマアプリ「ラクマ」も伸び悩んでいる状況が続いています。
楽天グループはフリマ事業で完全に苦戦している印象です。
フリルの販売手数料はいまも変わらず無料ですが、2017年6月26日より振込手数料を変更、先日の「かんたんフリルパック」の値上げなど、徐々にユーザーの負担は増えてきています。
フリルより振込手数料変更のお知らせ
2017年6月26日申請分より振込手数料が変わります。
現在のフリルの振込手数料は以下の通り。
一度に振込申請できる金額は1,000〜500,000円です。
せっかく売上が振込手数料で減ってしまうのはもったいないので、必ず振込金額を10,000円以上にして申請していました。
しかし、2017年6月26日申請分から
となります。
これには、運営の負担を減らすだけではなくて、売上金を使った支払いを増やして経済を活性化したいという狙いもあるのでしょう。
購入がメインのユーザーは売上金をそのまま買い物で使ってしまったほうがお得!
例えば、最低振込金額の1,000円から手数料210円を引いたら手元に残るのは790円です。
私は、出品メインのユーザーですが、振込手数料に関してはあまり気になりません。やっぱり販売手数料が無料なのはフリルの大きなメリットだと思います。
かんたんフリルパックの料金は高い!
2017年3月1日から「かんたんフリルパック」の料金が変わっています。
出品者としての感想ですが、値上げ後はやはり高いと感じることがあります。
かんたんフリルパックとらくらくメルカリ便の料金を比較してみましょう。
▼ネコポス | フリル | メルカリ |
---|---|---|
角形A4サイズ | 200円 | 195円 |
▼宅急便コンパクト | フリル | メルカリ |
専用BOXを利用 | 530円 | 380円 |
▼ヤマト宅急便 | フリル | メルカリ |
60サイズ(2kgまで) | 800円 | 600円 |
80サイズ(5kgまで) | 900円 | 700円 |
100サイズ(10kgまで) | 1150円 | 900円 |
120サイズ(15kgまで) | 1350円 | 1000円 |
140サイズ(20kgまで) | 1500円 | 1200円 |
160サイズ(25kgまで) | 1500円 | 1500円 |
宅急便コンパクトやヤマト宅急便の料金は、らくらくメルカリ便よりもかんたんフリルパックのほうが基本的に200円ほど高いです。
出品がメインのユーザーはうまく使い分ける必要があります。
商品価格は安いけど、サイズが大きいモノをかんたんフリルパックで発送してしまうと、利益が手元にほとんど残らないなんてこともあるので注意しましょう。
【関連記事】かんたんフリルパック料金改定で値上げ!らくらくメルカリ便と比較。
最後に
フリルの販売手数料無料もいつまで続くかわかりません。
仮に、メルカリと同じように販売手数料を10%取るようになったら、果たしてそのままフリルを使い続けるユーザーはどのくらい残るでしょうか?
振込手数料一律210円、かんたんフリルパックの料金を現状維持するのであれば、正直厳しいです…。