
スポーツは、ちゃんと練習をすれば、確実にうまくなる。
でも、長時間、練習をすればいいというわけではない。
上達のコツを知っているかどうかで成長の速度はだいぶ変わっていく。
上達のコツがわかれば、練習の質が向上する。
練習は量よりも質が大事だ。
スポーツは、短い時間で集中して練習したほうがうまくなる。
基本を繰り返し行うこと
どんな分野でも、基本をしっかり身につけなければ応用が利かない。
普段の練習メニューの中には、基本技術を忘れないための練習を必ず入れる必要がある。
野球の素振り、サッカーのインサイドキック、バスケットボールのボールハンドリングなど。
スポーツに限らず、何かを上達させるポイントは、基本的な練習をいかに集中して、繰り返し、正確に行うかだ。
だから、上級者ほど基本の大切さをよく理解している。
フォームのようなスポーツの核になる基本技術を正確に繰り返しできるようにする練習が最も重要である。
反復練習は毎日10分
スポーツの基本技術を習得する上で必要なのは、繰り返し同じ練習を続ける反復練習。
反復練習をすることにより、頭で考える前に体を動かすことができるようになる。
その反復練習は、短い時間に集中して行うことが重要だ。
1日8時間、年間200日を投じたとすると約6年。6年で少なくともその仕事についてはプロレベルになれるわけです。もし1日5時間なら10年です。「どんなことでも10年続ければプロレベルになれる」と考えれば、手が届きそうでしょう。
有名な「1万時間の法則」。
1つの分野で「1万時間」を投じて努力すれば、誰でもプロレベルになれる、といわれている。
毎日10分でもいいから時間を確保し、集中して同じ練習を繰り返してみよう。
1日30分の練習時間を積み重ねる場合
・1ヵ月で約15時間
・1年間で約180時間
・5年間で900時間
例えば、サッカーのリフティングも毎日続けていれば、確実に上達する。
ボールタッチの感覚がよくなるので試合でも十分にその効果を実感できると思う。
基本的な練習が習慣化された時、想像以上の効果に驚くだろう。
スポーツの練習は量よりも質が大事。
基本を忘れて、ただ闇雲に練習を続けても上達するのに時間がかかる。
それは、スポーツに限った話ではない。
基本技術は常に確認しながら、繰り返し、練習をしよう。
長い時間を練習に費やしても成果が上がらないのであれば、練習の内容を見直したほうがいいと思う。