
アディダス オリジナルス(adidas Originals)のいちばん人気と言っても過言ではないスニーカー「スタンスミス」。
シュータンにおじさんの顔がプリントされた白と緑の配色でおなじみのスタンスミスは世界で最も売れたテニスシューズです。
スタンスミス誕生の歴史
(写真:ヴィンテージの復刻版「80’s」)
もともと、スタンスミスは1965年にフランステニス界の期待の星だったロバート・ハイレットの名を冠したテニスシューズとして誕生したもの。
しかし、ハイレットはすぐに引退してしまいました…。
1968年に全米・全仏・全豪・ウィンブルドンの国際四大大会にプロ選手の出場資格が解禁。その時のテニス界の花形選手はアメリカ人ばかり。
その中のひとりがカリフォルニア州出身のスタンス・スミスです。「コート上の紳士」といわれていた人気選手に目をつけたアディダスはスタンス・スミスにハイレットを提供。
その後、アディダスはシューズのモデル名を変更し、1972年に「スタンスミス」が誕生したのです。
スタンスミスのデザイン
コートでは白いシューズを着用する義務がありました。グリーンは芝生の色をイメージしたもの。
これで、スタンスミスのカラーリングが白と緑である理由がわかりましたよね?
また、アディダスの特徴である3本ラインは華美な装飾を控えるためにパンチングによって表現されています。
当時のテニスシューズにしては、履き口のカーブが鋭くて、ヒールが高い独特の設計です。これは、アキレス腱への負担を考慮したスタン・スミスのアドバイスが反映された結果。
ABCマートなどが販売しているモデルは、カーブもないし、ヒールも高くありません!当時の形に近いものをお求めの場合は「70’s」や「80’s」などのヴィンテージの復刻版がおすすめです。
スタンスミスのモデルとサイズの選び方
スタンスミスには、高価なモデル(約15,000円)と主にABCマートなどの量販店が販売している安価なモデル(約9,500円)があります。
モデルによって素材やサイズ感が違うので注意しましょう!
私は、基本的に27cmのスニーカーを愛用しています。
廉価版は幅が広めで素材も柔らかいので始めから履き心地がいい。こちらを買う場合は、いつも通り27cmを購入します。
しかし、高価なモデルを購入する場合は、ハーフサイズアップの27.5cmがちょうどいい。
特に、ヴィンテージの復刻版は幅が狭めなので、いつも通りのサイズを選ぶと足が圧迫されて痛みを感じることも…。皮革も硬いので足になじむまでに時間がかかります。
結局、しばらく履いてみたけど足に合わなかったなんてこともありますので、スタンスミスのサイズ選びは慎重に!
日本人の足の形に合うのは、ABCマートなどで売っている廉価版だと思います。
【関連記事】アディダスの定番「スーパースター」のサイズ選びで注意すべきこと。
![]() 【ADIDAS】 アディダス STAN SMITH スタンスミス M20324 ABC-MART限定 RWHT/RWHI/FAIR |
最後に
アディダスのスタンスミスは定番だけど、いつの時代も気になるスニーカーです。
レトロな仕上がりのヴィンテージモデルはかっこいいけれど、やっぱり履きやすいのは廉価版モデル!履き潰すくらい気持ちでガンガン履ける、手頃な値段なのもおすすめの理由のひとつ。
スタンスミスは、自分のニーズに合わせてモデルやサイズを選びましょう!