
埼玉県北部にある行田市は埼玉県名発祥の地として知られています。
史跡「さきたま古墳群」の世界遺産登録を目指したり、B級グルメ「ゼリーフライ」で町おこしをしたりと、観光に力を注いでいます。
ところで、ゼリーフライってどんな食べ物だか気になりませんか?
名前だけ聞くと、ゼリーなんか揚げて気色悪い、と思われてしまいがちですが、そんなことはありません。
ゼリーフライは普通においしいB級グルメなんですよ。
行田名物のゼリーフライとは?
ゼリーフライのゼリーはお菓子のゼリーとは関係ありません。
行田ゼリーフライは、埼玉県行田市で作られている食品の商品名であり、おからを主としたものをパン粉などの衣を使わずに素揚げしたコロッケの一種である。行田付近地域限定の食べ物であり、広範囲に普及はしていない。近年は自治体がB級グルメとしてその存在をPRしている。 ゼリーフライ(Wikipedia)
小判型をした衣のついていないコロッケのようなものです。
最初は、小判型だったので「銭フライ」と呼ばれていました。次第に銭の部分がなまって「ゼリーフライ」になったそうです。
ゼリーフライのルーツは、日露戦争時に中国から伝わってきた「野菜まんじゅう」。ジャガイモにネギやニンジン、そこにたくさんのおからが入っているのが特徴です。
ゼリーがべちゃべちゃになっている揚げ物ではないことがわかったので僕も試食してみました。
有名店「たかお」のゼリーフライ
行田市では、もうひとつの名物「フライ」やゼリーフライを提供しているお店を「フライ屋さん」と読んでいるそうです。
このフライ屋さんが50近くあって、どこのを食べればいいのか迷ったのですが、忍城の近くにあった「たかお」さんというお店に寄りました。
調べてみると、ゼリーフライにおいては、けっこう有名なお店だったようです。
ゼリーフライのお値段はリーズナブルで一個100円で販売していることが多いです。ここは一人前200円(2個入り)。2個は食べ切れないのでお持ち帰りにしました。
ゼリーフライはコロッケより柔らかいです。箸で持ち上げたら折れてしまいました。衣がついていないので当然サクサク感はありません。
ソースがしみ込んでいておいしいです。おからのフワフワ感がいいと思います。
お店によって、それぞれ味や形が違うらしいので、また別のお店のものを食べてみたいですね。
行田名物のB級グルメは、名前のイメージとだいぶ違いました。
ゼリーフライ、おすすめグルメです。
【ゼリーフライ本舗 たかお】
ジャンル:ゼリーフライ
最寄り駅:秩父鉄道行田市駅から1000m
TEL:048-556-3610
住所:埼玉県行田市本丸1-15
営業時間:11:00~20:00
定休日:月曜日