
正座もできないくらい足にピッタリとフィットしたスキニーパンツが流行したのはもうかれこれ5年ほど前のお話。
スキニーパンツはすっかり定番アイテムになりましたけど、体のラインを明らかに強調するようなものはだいぶ減りましたね。
最近はガウチョパンツなどワイドなものがトレンドになっています。ゆるやかなスタイル自体は否定しませんが、ガウチョパンツって似合ってないととんでもなくダサく見えるので気をつけたほうがいいですよ。

さて、そんな現在衰退中のスキニーパンツなのですが、あまりにもピタピタ過ぎるものは体にも良くないんですよ。
締め付けが強い衣類が体に及ぼす悪影響について書きたいと思います。
締め付けが疲労や肩こりの原因?
ダボッとしたパンツより足がスラッと見える細身のパンツのほうがかっこよく見えます。しかし、自由を奪うくらい細身のパンツは体に様々な悪い影響を及ぼします。
なぜなら、人間はただ真っすぐに立って生きているわけではありません。座ったり、立ったり、歩いたりなど、いろいろな動作を繰り返しますよね?
だから、動作によっては足や腰の動きに制限がかかるので疲れや痛みの原因になります。
また、皮膚が圧迫されるため交感神経が常に刺激され、緊張がとれません。血管も圧迫されるので血流が悪くなり、老廃物がたまった筋肉はより硬くなります。
これらのことが積み重なって、疲れたり、自律神経のバランスを崩したり、体中の筋肉が緊張で硬くなったり、と体に悪い影響を及ぼすのです。
リラックスの時は体を締め付けから解放する
いくらかっこよくてもキツ過ぎるパンツは体によくありません。スキニーパンツのようなキツさを感じる衣服を着続けると、そのうち体が冷えを感じるようになることも…。冷え性や便秘などで苦しむリスクも潜んでいるのです。
また、アクセサリーや時計、ストッキング、靴下、下着なども体を締め付けるものです。緊張を強いるものを常に身に付けたりしているのも疲れや肩こりの原因になります。
特に下着のストレスはかなり大きい。サイズが合っていないものは血行障害を起こすこともあります。また、骨格が歪むと腰部を圧迫することになり、皮膚内臓反射が起こることで消化管の活動が異常になったりすることもあるんですよ。
人間も他の動物と同じように裸で生まれてきたわけですから、体を締め付けるものは緊張を起こしやすいのでしょうね。疲労や肩こり、ストレスの原因は衣服にあるかもしれないですよ。
終わりに
夜寝る時は下着を付けないほうがいいという意見もありますよね?
確かに昼間の疲れをとり、緊張をほぐす大事な睡眠時間なので少しでもリラックスできたほうがいいのでしょう。
自宅では裸族という人は、おそらく本能に従っているだけなのだと思います。衣服の緊張から解放されるので快適なのは間違いないかもしれません。
というわけで、締め付けが強い衣類は疲労や肩こりの原因になるので気を付けましょう。ガウチョパンツはイケてないので、ゆるパンブームには賛成できませんけどね。