
夏は紫外線の影響や発汗などで、ビタミンCが失われがち…。
ビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かすことができない栄養素です。また、摂取すると免疫力が向上したり、美肌をつくり出してくれたりなどの効果を期待できます。
厄介な夏風邪を予防するうえでもビタミンCの摂取は欠かせません!
1日当たりのビタミンCの摂取基準量は?
厚生労働省が推奨す1日当たりのビタミンCの摂取基準量は成人男性も成人女性も同じ100mg。
上限はありません!
みかん1個で約35mg、赤ピーマン1個(75g)で約128mgのビタミンCを摂取することができます。
ビタミンCは水溶性の栄養素。そのため、一度に大量に摂取しても尿と一緒に排出されてしまうことも…。
よって、ビタミンCは、毎日、そして数回に分けて必要量を摂取するべき栄養素なのです。
目覚めのフルーツがおすすめ!
フルーツは手軽にビタミンCを補給するのにもってこい。
朝食はフルーツとミネラルウォーターで!
就寝中は汗をかくため、目が覚めたときの体は水分不足の状態です。フルーツを食べて、ミネラルウォーターを飲めば、水分とともに美肌や免疫力アップに役立つビタミンCもしっかり補給できます。
また、腸も刺激されるので便秘予防の効果も期待できます。
フルーツは食べ分けると良い?
フルーツによって含まれている栄養素が違うため、期待できる効果もさまざまです。
だから、調子によって食べ分けるのが効果的!
キウイやスイカには、塩分を排出し、むくみを防止するカリウムが豊富。代謝がアップして体内の循環がよくなります。
特に、ビタミンCが豊富のレモンはシミやソバカスの予防に効果絶大!はちみつ漬けにすると食べやすいです。抗酸化力の高いポリフェノールが含まれているイチゴやブルーベリーなどのベリー類は肌の代謝をアップしてくれるので美肌効果を期待できます。
リンゴに含まれている水溶性食物繊維のペクチンは腸の働きをサポートしてくれます。手軽に食べることができるプルーンも食物繊維が豊富で蠕動運動を促進してくれます。便秘予防に効果あり!
蠕動運動(ぜんどううんどう)とは?
消化管などの臓器の収縮運動のことで、内容物を移動させる役割をしている。主に食道から直腸までの運動をいう。
【参考記事】ドロドロは危険がいっぱい!血液をサラサラにする効果がある食べ物は?
ビタミンCの効果は幅広い!
人間の皮膚の下層には、コラーゲンが張り巡らされていて、そのコラーゲンが細胞の結合を強化し、肌に張りをもたらしてくれています。
ビタミンCは、そんなコラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。また、シミの原因になるメラニン色素の生成を防ぐ効果もあります。
さらに、抗酸化作用によって、心筋梗塞や動脈硬化のリスク軽減にも効果あり!
最後にあまり知られていないのが、ストレス減少効果です。人間はストレスを感じたとき、抗ストレスホルモンであるアドレナリンを分泌して血圧を下げたり、糖質を増やしたりして対抗します。
そのアドレナリンの生成に必要なのが大量のビタミンC。
このように、さまざまな効果があるのでビタミンCは欠かせない栄養素なのです。
最後に
夏場は肌荒れに悩まされやすい。また、紫外線によるシミやソバカスを予防するためにもビタミンCが欠かせません。
白血球の働きをよくする効果もあるので、体内に侵入してきたウイルスにも対抗して、風邪の予防にもつながります。
キウイやスイカ、レモンなどを食べ分けて、しっかりビタミンCを摂取しましょう!