
熱中症になった時、こむら返りに悩まされました。
寝て安静にしていたら、突然、ふくらはぎがつったのです。
こむら返りの原因は血液中の水分が不足したり、電解質が失われたりすることで筋肉の収縮がうまくできなくなるため。
簡単にいえば、脱水症状のサインです。
熱中症の疑いがある時は、このサインを見落とさないようにしましょう!
こむら返りとは?
「こむら返り」という言葉に耳馴染みがない人も多いと思うので、もう一度ちゃんと説明しておきます。
こむら返りは腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん)と呼ばれるもの。
ふくらはぎの筋肉や神経が異常な緊張を起こし、筋肉が収縮した状態のままになり激痛がはしる症状です。
「ふくらはぎがつる」というのが一般的な呼び方だと思います。
こむら返りはスポーツや立ち仕事、睡眠中などに起こりやすい。
成人であれば、多くの人がこの症状を一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
こむら返りはなぜ起こるのか?
スポーツ中が最もこむら返りが発生しやすいです。
スポーツをすると汗をかきますよね?大量の汗をかくと、水分だけでなく塩分も失われてしまいます。
水分補給は熱中症や脱水症状の予防に欠かせないのですが、同時に塩分もしっかり補給しなければなりません!
ナトリウムやカリウムのバランスが崩れると、こむら返りが起こりやすい状態になります。
特に、瞬発的に筋肉に過度な負荷がかかったり、長時間続いたりする競技はこむら返りに注意しましょう。
ストレッチでふくらはぎを伸ばすと、こむら返りの痛みは改善されます。
熱中症とこむら返りの関係は?
熱中症のひとつに熱けいれんと呼ばれる症状があります。
熱けいれんとは大量の発汗と一緒に電解質が失われたにもかかわらず、水分だけ補給し塩分が補給されないことが原因で低ナトリウム血症を起こしている状態です。
筋肉に激しい痛みを伴います。場合によっては筋肉が収縮して手足が使えなくなることもあるので要注意!
熱けいれんともなると、熱中症がかなり進行している状態です。すぐに処置をしないといけません!
涼しいところで休み、首元や脇などを冷やしましょう。スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給して様子をみてください。
なかなか回復しない場合はお医者さんに診てもらいましょう。
最後に
夏場は普通に生活しているだけで大量の汗をかいてしまうことも…。
熱中症は誰にでも起こりうる病気です。こむら返りは脱水症状のサインを見逃してはなりません。
水分だけでなく塩分もしっかり補給して対策をしましょう。