
春は、就職や転職、進学などで引っ越しが急激に増える時期です。
2月後半~4月前半は、1年間で最も引っ越しをする人が多いとのこと。また、秋の9月と10月も転職や転勤が多い時期なので引っ越しをする人が多い傾向にあります。
さて、引っ越しといえば、「新築祝い」や「新居祝い」などの文字も思い浮かびます。
新築祝いを贈る側は現金や品物を用意し、新築祝いを受け取る側はお返しをする必要があるでしょう。
そこで、今回は新築祝いの金額の相場やお返しに関するマナーについてまとめてみました。
新築祝いの金額の相場
新築祝いは、現金や商品券、ギフト券、もしくは記念に残る品物を贈るのが一般的。
ただし、贈り物をする場合は、事前に「欲しいものは何か」と相手に聞いておいたほうがいいでしょう!
贈った品物が相手の趣味や嗜好、家の雰囲気にまったく合わない場合、相手を困らせてしまうことがあるからです。
結局、必要なものを買い揃えることができる現金や商品券がいちばん喜ばれると思います。
【新築祝いの金額の相場】
両親 | 10,000〜50,000円 |
子供 | 10,000〜50,000円 |
兄弟・姉妹 | 10,000〜30,000円 |
親戚 | 10,000円 |
友人・知人 | 5,000円 |
マイホームは一生に一度の買い物。おめでたいことですので、家族にはお互いに気兼ねなく大金を贈り合いましょう!
新築祝いの表書き
新築祝いの表書きは
となります。
中古マンションを購入した相手に贈る場合は「新居御祝」がふさわしいです。
新築披露がある場合は、その当日に持参すること。ただし、他の人の目の前で渡さないなどの配慮が必要。
新築祝いを贈る相手が遠方にいる場合や都合が合わない場合は、ご祝儀袋に包んだ上で現金書留で送るといいでしょう。
お祝いは、何より気持ちを伝えることが大切です。
新築祝いのお返しは新築披露に招くこと
新築祝いを頂いたら。新居での生活が落ち着いたところで新築披露をしましょう。
逆に、家具が全然そろっていない、モノが片付いていない状態で招くのは失礼にあたるので注意してください!
新築披露の招待状は、2週間ぐらい前までに送るのがマナーです。
家を見てもらうことが目的なので、時間は昼過ぎからスタートして、夜の早い時間帯に解散できるように設定。
アルコールや軽食を用意し、おもてなしをします。新築祝いで頂いた品物を目につくところにきちんと飾るのもマナーのひとつ。
新築披露に来られない人や新築披露を行わない場合は、頂いたお祝いの3分の1から半額程度の品物を選び、お返しにあてます。
表書きは
とします。
新築披露に招待された人は、勝手に家の中を見て回ったり、家具などを品定めしたり、建築費用のことやローンなどのことをあれこれと詮索するのは絶対にやめましょう!
相手を不愉快にさせてしまうだけです。
最後に
新生活がはじまる春。
新築祝いの金額の相場は、家族とそれ以外で大きな差があります。また、関係性によっても変わってくるでしょう。
お祝いは、あくまでも気持ちが大切!
表書きやお返し、新築披露のマナーには気をつけましょう。