
ランニングをするタイミングは食前がいいのか、食後がいいのか、けっこう疑問に思っている人が多いと聞きます。
食前だとお腹が空いて力が出ない、食後に動くとお腹が痛くなるなど、人によって意見が分かれるかと思います。
私自身、食後のランニングは好きではありません。お腹が満たされている状態で走ると、腹痛や吐き気が発生する可能性が高いのでなるべく避けています。
でも、それだけでなくランニングに限らず、トレーニングをするタイミングはとても大事なんですよ。
ちゃんとトレーニング効果が高いタイミングがあるのです。
空腹時がベストタイミング?
トレーニングは、血糖値が低下している空腹時がベストなタイミングです。
空腹時にトレーニングをすると、交感神経が興奮し、アドレナリンとノルアドレナリンが分泌されます。
よく耳にするアドレナリンは、酸素とブドウ糖を準備し、血管を拡張して筋肉に十分な血液を送り込む働きがあります。よって運動量が高まり、パフォーマンスが向上するのです。
ノルアドレナリンは、脂肪をエネルギーに変える作用があり、脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解します。グリセロールが肝臓で糖質に変化して血中へ出ていくため、血糖値はそのまま維持できます。
結果的に空腹も収まります。
だから、トレーニングは空腹時に行っても問題はないんですよ。
夕食前が最も効果的?
食前というと、朝食の前、昼食の前、夕食の前とすべてが当てはまってしまいます。
では、どの食事の前がベストなタイミングなのでしょうか?
朝食の前のランニングはあまりおすすめできません。体が目覚めていない状態でいきなり心拍数を上げると、心臓に大きな負担がかかります。
実際に心筋梗塞などで命を落としている人がたくさんいるので注意しないといけません。
また、昼食の前にランニングをしても、その後に昼食と夕食をとるので効果が高いとはいえないです。
ですので、ランニングやトレーニングは夕食の前が最も効果的。朝食と夕食で補給したエネルギーをしっかり消費することができます。
身体を動かした後にたんぱく質をしっかり摂るとより効果が高いです。
終わりに
これから時期的にどんどん暑くなってきます。だから、涼しい夕方以降のランニングがおすすめです。
熱中症のリスクを下げることもできますしね。
⇒ゆっくり走るだけ?スタミナが向上するローパワートレーニング。
身体に負担が少ないローパワートレーニングもおすすめですよ。
ランニングやトレーニングは空腹時が最適なタイミングでした。