
与野七福神ってご存知ですか?
全国には、たくさんの七福神があります。仲の悪い大宮と浦和に挟まれて肩身の狭い思いをしている与野にも七福神があるんですよ。僕は、寿司の配達のアルバイトをしていた学生時代に与野七福神の存在を知りました。
与野七福神の中で最もインパクトがあるのが「円乗院(えんじょういん)」です。目の前を通りかかると、まー塔が目立つのです。
円乗院に祀られている大黒天
山門の右手に見えるのが円乗院の多宝塔です。周辺に高い建物がないので、遠くから見ても塔が際立ちます。
円乗院は真言宗智山派のお寺です。平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した武将の畠山重忠が創建した名刹。また、北足立八十八ヵ所霊場初番札所でもあります。
畠山重忠(はたけやま しげただ)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。鎌倉幕府の有力御家人。源頼朝の挙兵に際して当初は敵対するが、のちに臣従して治承・寿永の乱で活躍。知勇兼備の武将として常に先陣を務め、幕府創業の功臣として重きをなした。
けっこう有名な武将なんですね、畠山重忠氏。僕、神社やお寺は好きなんですけど、歴史はちょっと苦手。というより興味がないので覚えていません。
円乗院には、大黒天が祀られています。右手に福槌を持ち、左肩に袋を下げているのが特徴。五穀豊穣・子孫愛育・出世開運・商売繁盛などのご利益ある縁起の良い神様です。
でも、何といっても、円乗院の一番の見どころは高さが30メートルもある多宝塔です。が、見学の際は注意しなければなりません。
→七福神の家(恵比須・大黒天・弁才天・毘沙門天・布袋尊・寿老人・福禄寿)
写真撮影禁止!円乗院の注意事項
円乗院の建物をまじまじと見学することはできません!
ここは、壇信徒(だんしんと)の礼拝施設です。壇信徒とは、檀徒と信徒のことを指します。つまり、仏教に帰依し、お寺や教団を護る人々のことです。本来、お寺はそういうところですからねえ。
当寺院の建物に、千社札などの貼紙、境内の出入口をふさいだり、不当駐車や当寺院の施設を移動・汚染・破損したり、礼拝の環境を破壊することは厳禁といったことも立て看板に書いてあります。
そういえば、神社仏閣で油をまいたり、外国人観光客が器物を破損したりなんてニュースもあったなあ。
で、境内での写真撮影は禁止されています。最近では、オープンになっているところがほとんどなので珍しいなあ、と思いました。当然、騒いではいけませんよ。
ただ、境内に入ってはいけないというわけではありません。本堂に参り礼拝するといった基本的なマナーはしっかり守りましょう!帽子を取り、ポケットから手を出すなど、当たり前のことも山門のところに貼紙がしてあります。
ここは、見学するところではない、とはっきり書いてあるので、多少の入りづらさを感じてしまうかもしれません。が、円乗院の多宝塔は一見の価値がありますよ。
終わりに
円乗院は美しいんですけど、ちょっと敷居が高いです。写真撮影禁止などのマナーはしっかり守りましょう!
にしても、与野七福神巡りなんて誰がしてるんだろうなあ?聞いたことも会ったこともないぞ。だから、僕がやるんですけどね。笑
【円乗院】
ジャンル:お寺,七福神
最寄り駅:JR与野本町駅から750m
住所:埼玉県さいたま市中央区本町西1-13-10
料金:無料
駐車場:あり(無料)