
埼玉県の富士見市をご存じでしょうか?
富士山がよく見える場所だから富士見市。全国的な知名度は皆無ですけど、埼玉県民のほとんど知っていると思います。なぜなら、昨年、2015年4月10日に「ららぽーと富士見」がグランドオープンして大変話題になったからです。
あと3ヶ月ほどで一周年を迎えるのですが、週末になるといまだに混雑する盛況ぶりとなっています。
あの何もなかった田園地帯のど真ん中に、あんな巨大商業施設ができたのですから当時はものすごく驚きましたね。今では「新三郷=コストコ」のように「富士見=ららぽーと」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
さて、そんな富士見市には、お城があったんですよ。今回は埼玉県のお城の話をしたいと思います。
難波田城公園とは?
ららぽーと富士見から約2kmほど離れた場所に「難波田城公園(なんばたじょう)」という施設があります。
田園地帯のど真ん中にお城があったとは想像できません。現在のららぽーとのようにポツーンと目立つ存在だったのでしょうか?
難波田城は、中世に富士見市内を本拠地として活躍した難波田氏の居城跡です。1961年に埼玉県旧跡に指定されています。
荒川低地の一角に築かれた平城で規模は50,000平方メートル以上と推定されています。50,000平方メートルというと、東京ドームのグラウンドが4つできるくらいの大きさですか…。正直なところ、この例えだと広さがよくわかりません。笑
で、貴重な文化遺産を保存するために、1997年から約3年間かけて難波田城公園として整備されました。ぐるっと一周歩いてみると、けっこう広さを感じることができますよ。
古民家ゾーンは見応え十分
難波田城公園は、大きく2つのゾーンに分かれています。
難波田城資料館や城跡を復原した東側が「城跡ゾーン」、市内の古民家を移築した西側が「古民家ゾーン」になっています。
このようにちゃんと道が整備されています。しかし、遊具などの遊ぶものはありません。やはり一般的な公園とは少し違いますね。それにしても景色の抜けがいいと思いませんか?
橋がかかっていると、お城の雰囲気が出ますねえ。
城跡ゾーンは、水や緑が豊富で自然を感じることができます。春には、桜の名所になるそうです。また違う季節に訪れたいと思っています。
僕がおすすめしたいのが古民家ゾーンです。古い建物が好きな人にはたまらないスポットだと思います。タイムスリップしてしまったのかと錯覚するくらい素晴らしい仕上がりです。レトロなポストがいい味を出しています。
こちらが富士見市指定文化財の旧大澤家住宅です。かなり大きくて立派!かっこいいですよ!
こちらも市指定の文化財となっている旧金子家住宅です。昔の木造の建物って味があっていいんですよねえ。僕は、高層マンションより古民家が好きです。
難波田城公園は、いわば富士見市の歴史や文化が詰まったスポットだといえるでしょう。歴史を体感できる良い観光スポットだと思いますよ。
ただ、ゆるキャラの「なんばった」だけ好かんわあ…。
終わりに
「埼玉が好き。」的な電子書籍を年内に書き上げられたらなあ、と思っています。シュールなスポットを凝縮した面白いものができると思っています。
さて、「ららぽーと富士見」ができて盛り上がっている富士見市にお城があったとは思いませんでしたね。だけど、綺麗に整備されすぎていてお城の雰囲気はそれほど伝わってきませんが…。個人的に難波田城公園の見どころは、古民家ゾーンだと思っています。
古い町並みが好きな方におすすめです。ららぽーと富士見のすぐ近くにあります。無料駐車場があるので車でもアクセスしやすいので買い物のついでにいかがでしょうか?
以上!
【難波田城公園】
ジャンル:お城,公園,観光スポット
最寄り駅:東武東上線鶴瀬駅から3600m
住所:埼玉県富士見市下南畑568-1
料金:無料
駐車場:あり(無料)