
埼玉県さいたま市西区水判土(みずはた)にある「慈眼寺(じげんじ)」は旧大宮市内で最も古い歴史を持つお寺といわれています。大宮水波田観音と呼ばれ、昔から地元の人たちの信仰を集めています。
また春になると桜の名所に様変わり。観光客が朱色の立派な観音堂の前に集います。慈眼寺はさいたま市の桜スポットのひとつ。
大宮水波田観音は826年に創建された古刹
826年に創建された天台宗の古刹。慈覚大師円仁が淳和天皇の勅を承け、仏法を伝え広める東国に歩を進めた際に創建されたという。
正式名称は「普光山 浄蓮華院 慈眼寺」。足立坂東三十三ヶ所観音霊場の第十二番目の札所となっています。
さいたま市西区で唯一の観光地?
さいたま市西区には観光スポットがないといわれているけれど、そんなことはありません。慈眼寺は十分に観光を楽しむことができます。
道路に面した石段を上がると仁王門があります。美しい立派な建物です。
仁王門を抜けたら立派な観音堂が現れます。
1562年に北条氏康が攻め入った際に焼失。その後、川越の大工の手によって再建されました。平成11年の増改築を経て現在の姿に至ります。
仁王門の右手には鐘楼があるのですが、これは平成8年に新しく造られたもの。
観音堂から見下ろした景色はこんな感じ。けっこう高さがあります。
観音堂と閻魔堂の間の砂利道を抜けると、山門と延命地蔵が見えてきます。
山門は昭和56年に建てられたもの。延命地蔵は建立1000年を記念して1829年に上野の寛永寺より寄進されました。
山門を抜けたら、いよいよ本堂があるのですが、別のルートもおすすめ。
平成11年に新築された総門は漆黒でかっこいい。総門からだと緩い階段を上ってそのまま本堂を目指すことができます。
いかにも観光客が好みそうな風景。緩やかな石段を上がると本堂が見えてきます。
慈眼寺の本堂。本尊は胎蔵界大日如来です。徳川中期に仮本堂として建てられました。昭和50年に改築、平成12年にさらに増築し、現在の姿に至ります。
まあ、こんな感じで慈眼寺の境内はかなり広く、立派で美しい建物がいくつもあります。なかなか見どころが多い観光地だと思いませんか?
毎月の行事
- お経を読む会
- 閻魔堂開扉
- 十二支守り本尊開扉
- 耳香と瞑想の会
一口法話と「観音経」読誦。
開催日:毎月17日(観音様御縁日)
時間:朝8時より8時40分まで
場所:観音堂
閻魔堂の秘仏を拝観できます。
開催日:毎月17日(観音様御縁日)
時間:10時より16時まで
場所:閻魔堂
観音堂地下の仏像を拝観できます。
開催日:毎月27日
時間:10時より16時まで
場所:観音堂
毎月違うお香を聞きながら瞑想のひととき。
開催日:毎月27日
時間:朝8時開場 8時45分開始
場所:閻魔堂
※すべて参加無料です。
※檀家さん、信者さん以外の方でも参加できます。
最後に
慈眼寺の桜はきれいですよ。ひと足遅い情報ですけど来年以降のために掲載しておきます。
瞑想の会は興味あり。外国人観光客にもウケそうなスポットだと思います。
【慈眼寺】
ジャンル:お寺,観光スポット,桜
最寄り駅:JR大宮駅から3100m
住所:埼玉県さいたま市西区水判土462
電話番号:048-624-4509
料金:無料
駐車場:あり(無料)