
埼玉県さいたま市中央区にある大国社には、足の神様が宿るといわれ、地元の人々の信仰を集めています。
大国社の場所は、バラ園が有名な与野公園のすぐ近く!
新大宮バイパスの上り線沿いの大きな看板が目印!
足のイラストにと赤い文字の「大國社」がだいぶ目立つので前から気になっていた場所です。
大国社
新大宮バイパスから与野公園の入口で曲がったところです。
「足の神様・与野のごんげん」と書いてある看板が目印。
150mほど進んだ先に鳥居があります。
周りが駐車場になっているので、車で行っても問題ありません!足の具合が悪い人が一緒でも安心です。
鳥居の先は、このような感じになっています。こじんまりとした神社です。
木々に囲まれています。この角度から見ると、何がなんだかわかりません。
小さな丘になっているのは、社殿が大国社塚古墳の墳頂にあるため。
足の健康を願う人が訪れるので、ちゃんと階段に手すりがついています。
短時間に数人の杖をついたお年寄りが足を運んでいました。地元でも、有名なスポットなのでしょう。
大国社の御由緒
大国社の歴史を紹介します。
御祭神:大国主命
御祭日:5月8日
明細帳に「本社は曩に権現と称すと云」と記されているように古くから「権現様」と呼ばれ、文政7年(1824年)頃に描かれた「与野町並絵図」(柏計助家所蔵)にも、当社の杜のところに「ごんげん」の文字が書かれている。
このことから考えると、『風土記稿』与野町の項に「蔵王権現社」として載る社が当社のことと思われる。
明治3年に本殿を、同10年に拝殿を再建した。明治初年にまとめられた「大宮組合神社細詳取調帳」によれば、当社は「権現社」となっているが、『群村誌』では「大国社」となっていることから、社名を改めた明治4、5年ごろのことと推測される。
祭神は社名の示す通りであるが氏子の間では今も「権現様」の称で親しまれており、理由は定かではないが、昔から足の具合が悪い時は当社の拝殿の格子戸に草鞋を奉納して祈願すればよいといわれており、交通が便利になり、医療も進歩した今日に至っても、信仰を集めている。
看板より引用
大国社が、足の神様として信仰を集めている理由はわからないとのこと。
それでも、草鞋が奉納されていたり、地元の人々が足を運んでいるということは、ご利益がちゃんと浸透して信じられているのだと思います。
ご利益は
などがあります。
最後に
埼玉県の旧与野市には、パッと思い浮かぶような観光スポットがありません。
唯一、メジャーなスポットと呼べるのは明治10年に開設した130年以上の歴史がある与野公園くらいだと思います。
その与野公園からほど近い場所にある大国社で足の健康を祈願してみてはいかがでしょうか?
【大国社】
ジャンル:観光,神社
住所:埼玉県さいたま市中央区本町西2丁目7
アクセス:JR与野本町駅から徒歩約15分
駐車場:有り(無料)