
埼玉県行田市にある田園地帯に囲まれた「オートレストラン鉄剣タロー」はとても面白い場所です。
当サイトでは、園子温さんが監督を務めた『TOKYO TRIBE』のロケ地としてまず紹介しました。
⇒行田市「オートレストラン鉄拳タロー」のド派手なアートがカッコいい。園子温映画のロケ地として使われた場所。
ド派手なアートを楽しめる場所なのですが、現在、鉄剣タローはオートレストランとしても大変注目を集めております。
昭和のレトロな食品自動販売機が立ち並んでいるこの場所は懐かしい味の聖地とも呼ばれているんですよ。
オートレストランはどんな場所?
平成生まれの僕にとって、オートレストランはほとんど馴染みがない場所です。
オートレストランとは、どんな場所なのでしょうか?
オートレストランとは、自動販売機による食品の販売及び摂食できる設備を備えた施設のこと。多くの場合は無人で24時間営業であるが、ゲームセンターなどと併設している施設は有人で、営業時間を設けていることもある。露天風呂などの入浴施設を併設している施設もある。 オートレストラン(Wikipedia)
昔は、24時間営業のコンビニやファーストフードが普及していませんでした。
だから、時間を気にせず自動販売機にお金を入れるだけで好きなものを食べられるオートレストランはかなり重宝されていたようです。ハンバーガーやカレーライス、カップヌードル、そば、うどんなど種類も豊富。
オートレストランだけでなく、高速道路のパーキングエリアやプールなどでも大活躍していた食品自動販売機なのですが、24時間営業のお店の普及とともに絶滅危惧種となっています。
この懐かしの味を求めて、マニアが行田に集まってくるのです。
お馴染み「カップヌードル」と「ロッテアイスクリーム」
僕が食品自動販売機で食べたことがあるのは、カップヌードルとポテトフライくらいなもので、鉄剣タローで見たものは非常に新鮮でした。
まずは、馴染みのあるカップヌードル。お値段は200円なのでコンビニとあまり変わりません。一番左には、赤いきつねの文字があります。
日清は「どん兵衛」なんですけどねえ。
次は、ロッテアイスクリーム。これも目新しさはありません。
ただ、冷却装置の故障で現在は動いていません。2012年の初夏まで動いてらしい。部品がないので直らないとのこと。
こうして食品自動販売機の文化は廃れていくのですね。
絶滅危惧種の自販機たち
噂で聞いたことがあったハンバーガーの自動販売機。ハンバーガー、チーズバーガー、ピザバーガーなど定番から変わり種まで。
現在、鉄剣タローではチーズバーガーのみ販売。220円とお値段はまあまあですね。
うどん・そば自販機。こちらも絶滅の危機の機会です。熱々のうどんとそばが食べられるとのことでマニアに人気があります。
しかし、いまは天ぷらうどん(300円)しか食べられません。張り紙に「おそばは入れておりません」と書いてあるので間違えてボタンを押さないようにしましょう。
最後に、トーストサンドです。ハムとチーズが挟まっている定番のお味。トーストサンドって自動販売機で買えるんですね。軽くカルチャーショックでした。
220円という値段が安いのか、高いのか、はわかりませんけど、レトロなトーストサンド自販機が稼働しているのは数少ないです。
昭和マニアにはたまらないのかもしれませんね。
終わりに
今回、僕は何も食べてません。たどり着いた時間が悪くて全然お腹が空いてなかったんですよ。
せっかく懐かしい味を楽しめるとのことなので、後日再訪してレポートしたいと思います。天ぷらうどんとチーズバーガーに期待しています。
懐かしのリアルなお味が気になる方はコチラをチェックしてみてください。埼玉県鴻巣市在住、トンガリキッズのニポポさんが書いた記事です。
⇒【ニポポ】第1回:行田市の名物オートレストラン 「鉄剣タロー」で自販機メシを食う!【メシ通埼玉部】
鉄剣タローには、レトロなゲームコーナーもあるんですけど、他のお客様もいたので写真に収めていません。
このレトロな自販機が行田に人を集めているとのことで、うまく観光に結びつけられたらといいなあと思っています。見どころは、たくさんありますからね。
⇒行田市の天然記念物「古代蓮」の開花時期と見頃はいつ?
⇒【B級グルメ】行田名物のゼリーフライとは何か?有名店「たかお」で試食。
で、このオートレストラン鉄剣タローは、熊谷バイパス沿いにあるのですが、さいたま・東京方面側からしか入れませんのでご注意ください。
レトロ自販機は、いつ壊れるのかわかりませんので興味がある方はなるべくお早めに。
【オートレストラン鉄剣タロー】
ジャンル:オートレストラン,食品自動販売機
最寄り駅:高崎線吹上駅から3000m
TEL:非公開
住所:埼玉県行田市下忍315-1
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休