
埼玉県行田市には、映画『のぼうの城』の舞台となった忍城があります。
忍城は、文明年間(1469〜87年)の初めごろに築城されました。上杉謙信との戦いにも落城せず、石田三成の水攻めにも耐えた戦国時代の名城です。
現在は、関東七名城のひとつに数えられ、人気の観光スポットとなっています。
行田は歴史を感じられる城下町です。この忍城の近くには、美しい公園もあるんですよ。
行田市民の憩いの場「水城公園」
行田は、自然が豊かで歩くのが楽しいんです。特に、忍城の外堀の沼を利用して整備された「水城公園」の周辺はとても気持ちがいい。
大きな「しのぶ池」が釣り場として解放されていたり、周りにはベンチが設置されていたり、遊歩道が整備されていたりして、水城公園は市民の憩いの場になっています。
僕が行ったときは、非常にお年寄りが多かったです。
すぐ近くに市役所や公民館があるので自然と人が集まる場所なのだと思います。
桜とホテイアオイの名所
水城公園は、花が見どころでもあります。
春には桜の名所になります。広場に桜の木が200本ほど植えられていて、花見の時期にはたくさんの人が訪れます。
6月下旬から8月上旬にかけては、行田名物の古代蓮を見ることができます。
公民館の駐車場の脇のスペースに古代蓮のゾーンがあります。本当に小さな一角なので少し物足りなさを感じるかもしれません。
公民館の向かい側に「あおいの池」というホテイアオイの名所があります。
ホテイアオイが池の一面に咲き乱れて薄紫色の絨毯をしきます。その光景が美しいとなん評判ですよ。
ホテイアオイの開花時期は8月上旬から中旬です。これから見頃を迎えるので楽しみですね。
終わりに
水城公園は、どちらかというと、観光スポットというより市民の憩いの場なのだと感じました。
桜やホテイアオイが見頃を迎えるときは、また違った印象を受けるのかもしれません。地元の人にとっては、緑と水が調和するいいスポットなんだろうなあ、と思いました。
水城公園は、忍城から近いので観光ルートに組み込めます。名物のゼリーフライを食べられる「駒形屋」というお店もありますし、ちょうどいいのではないでしょうか?
⇒【B級グルメ】行田名物のゼリーフライとは何か?有名店「たかお」で試食。
【水城公園】
ジャンル:公園,観光スポット
最寄り駅:秩父鉄道行田市駅から2000m
住所:埼玉県行田市水城公園1249
料金:無料
駐車場:約100台(無料)