ドリブルは使い分けが大切!インサイド・インステップ・アウトサイド上達のポイント。

ボールを自由自在にコントロールして、ドリブル敵を抜いたり、かわしたりするのはサッカーの醍醐味のひとつ。

1対1にとにかく勝つ、相手のマーカーを翻弄する、という意識はとても大事!そのために必要なのはドリブルの技術です。

著作:R.H.Sumon™
著作:R.H.Sumon™

インサイド、インステップ、アウトサイドを状況によってうまく使い分けることができれば、局面を打開することがより簡単になります。

それぞれのドリブルの有効な使い方や上達のポイントをまとめてみました。

インサイドドリブル

インサイドドリブルは足に吸いつくようなボールコントロールが可能。だから急な方向転換にも対応できます。インサイドドリブルではボールを両足の間に置くのが基本

  1. 膝は柔軟にしておくこと。相手がボールを奪いにきても、すぐに対応できるように。
  2. ボールタッチは柔らかく。足の内側でボールの中心の少し上を押し出すように持ち出す。
  3. 上半身はしっかり伸ばす。ルックアップして周囲の状況を把握する。

進路を右に変えたいときは左足で持ち出し、左に行く場合は右足を使うとスムーズ。相手を懐に呼びこんでから突破やボールキープをしたい場面などでも有効です。

上達のコツは足首を固定し、足の内側で軽くタッチする感覚を覚えること。両足を自在に操るためには、8の字を描くようにドリブルの練習をしましょう。足元ばかりを見ていると実践でまったく使えるようにならないので注意。

インサイドドリブルは試合で多く使われるテクニックのひとつなので是非ともマスターしておきたい。

インステップドリブル

スピードに乗ったドリブルは相手に最も恐怖を与えることができます。インステップドリブルはしつこい相手のマークを振り切るときやスピードで突破したい場面などで有効。

スピードで一気にペナルティエリアに進入し、そのままシュートを決める、という単純で明快な攻め方なのですが、相手にとってはかなり嫌なプレーなのです。

  1. ボールは常に蹴り足のつま先にくっつけているようなイメージ。ボールを扱わないほうの膝と足首は柔らかくしておくこと。
  2. ボールは足の甲の部分でタッチする。大きく蹴り出しすぎないのがポイント。正確にコントロールできないと、すぐに相手に奪われる。
  3. 上半身を起こして姿勢をよくする。周囲の状況を確認しながら進む。
  4. スピードに緩急をつけられるようになるとより高い効果を発揮できる。

インステップドリブルはボールを蹴る足の向きと前進する方向が同じなのでスピードに乗りやすい。

上達するコツは、まずゆっくりとしたスピードで練習すること。ボールコントロールが上達すれば、自然とドリブルスピードも上がっていきます。

アウトサイドドリブル

アウトサイドドリブルはゴール前に相手が密集しているときによく使われるテクニックのひとつ。相手を十分に引き寄せてから、ボールを外側に持ち出してシュートのイメージを持つとわかりやすいです。

直線的なスピードではインステップドリブルが有効だが、横にすばやく動くにはアウトサイドドリブルが効果的

  1. 前傾姿勢になり、ボールは蹴り足の前側面で扱う。ボールの位置は身体の正面。
  2. ボールを大きく蹴り出さないように注意。
  3. 次のプレーに対応できるよう両膝を柔軟に保つ。

ボールを小指のつけ根あたりでタッチするのが上達のコツ。つま先のほうに当たってしまうと、イメージしたよりもボールが前に転がってしまうため相手に奪われやすいです。

スピードの緩急をつけるためには、最初はスローで練習し、慣れてきたらスピードを上げていくこと。

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最後に

ドリブルの練習は、スローで始めて徐々にスピードを上げていくのが基本。ゆっくりのスピードでいつまでも練習していては試合で使える技術になりません!

足のどの部分であろうとも、トップスピードで正確にボールをコントロールできるようになるのが理想です。そして、状況に応じて使い分けられるようになったら、もう文句はありません。

試合を想定した練習を常に心がけましょう!