
サッカーやフットサルにおいて、いわゆる良い選手とは引き出しを多く持っている選手のこと。
利き足だけしか使えない選手は、両足を遜色なく使える選手に比べ、どうしても引き出しの数が少なくなります。
左足でシュートを打てばいい場面で、わざわざ右足に持ちかえてチャンスが台無しに…なんて場面を見たことがありますよね?
逆足に自信がないと、大事な場面でパスやシュートのタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。
両足を使えるようになるということは、良い選手になるための大事な要素なのです!
両利きでプレーの選択肢が広がる
一流の選手たちは、どちらが利き足がわからないほど、両足ともに高い精度のボールを蹴ります。
スペイン代表のサンティ・カソルラは現役選手の中でも屈指の両利き。フリーキックやコーナーキックなどのプレースキックでも右足と左足を器用に使い分けています。
派手なドリブルが注目されがちなブラジル代表のネイマールも左足の精度が非常に高いです。アルゼンチン代表のリオネル・メッシも右足のシュートの精度も高く、数多くのゴールを決めています。
日本人選手の両利きといえば、やっぱり小野伸二の名前がいちばん最初に挙がるでしょう。全盛期の時のパスは「え?そこ通すの?」の連続で世界屈指のパサーでした。
特に、身体能力で劣る日本人が世界で渡り合うためにはプレーの選択肢を増やすしかありません!
では、プレーの選択肢を増やすにはどうすればいいのか?
その答えは極めてシンプル!
右利きの選手は左足でも同じクオリティのボールを蹴ることができようになればいいのです。
それだけでプレーの選択肢は2倍にも3倍にも増えるでしょう。
逆足の練習は早いうちから
両足を使えることの重要性は、ほとんどの指導者が理解しています。
そして、逆足の練習は早ければ早いに越したことはありません!
なぜなら、利き足ばかりで蹴っていると、利き足が蹴る筋肉で構成されてしまいます。
同時に、逆足が支える筋肉になってしまうからです。
すると、いざ逆足でボールを蹴ろうとした時に、利き足が体を支えることができないのでバランスを保つことができなくなります。
だから、小学生までに、遅くても中学生までには両足で同等のクオリティのボールを蹴れるようになりたいところです。
高校生や大学生からでも左足をマスターすることは可能ですが、すでに利き足に頼るクセがついてしまっているので修正が難しい場合もあります。
試合で自然に逆足を使うためには、逆足の苦手意識を持つ前にマスターしたほうがいいでしょう!
逆足の練習は早ければ早いほうがいいのは間違いありません。
【参考記事】サッカーは試合で学ぶ!ミニゲームやフットサルで身につく技術は本物。
最後に
「止めて、蹴る」というサッカーやフットサルの基本動作を両足で完璧にできるだけで、プレーの選択肢は圧倒的に増えるでしょう。
それだけでピッチ上で見える世界は確実に広がります。