
ジュニアやアマチュアの場合、1日に何試合もこなす日程が組まれることが多いです。
1日目に予選リーグで数試合、2日目に決勝トーナメントもしくは決勝リーグで数試合こなすといったスケジュールは珍しくありません。
さて、1日に数試合をこなす場合、1試合目の前には当然、しっかりとしたウォーミングアップを行うでしょう。
しかし、2試合目以降もウォーミングアップをきちんと行う必要はあるのでしょうか?
試合で最大限のパフォーマンスを発揮するためには、知っておいたほうがいいことだと思います。
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ウォーミングアップに対する考え方
最初の試合の前には、ウォーミングアップでしっかり体温を上昇させなくてはなりません!
特に、冬場は怪我のリスクが高いので、入念に体を動かす必要があります。
それで、1試合目が終わったとしましょう。
本格的な運動によって、体温はさらに上昇します。この高い体温は運動後45〜90分間ほど持続するという。
つまり、試合が終わってからもしばらくの間は体温の高い状態が続くのです。
よって、この体温をどのように維持するかは、環境や試合の間隔により対応が異なってきます。
ウォーミングアップの有無は環境によっても変わる
環境によって、ウォーミングアップの有無や強度は変わります。
気温が高い日は、体温が上がり過ぎてしまう可能性を考慮しなければなりません。これは、疲労や熱中症を防ぐためです。
競技の間は日陰や風通しの良い場所で休みましょう。熱を溜め込まないように、水や氷で体の表面を冷やと疲れが溜まりにくいです。
ただし、筋肉が冷え切らないように注意してください。
夏場の2試合目以降のウォーミングアップは、軽めに行う程度で十分です。
反対に、気温が低い場合は競技の間隔が短くても、体はすぐに冷えて体温は下がってしまいます。
試合終了後は、すぐに服を着て体を冷やさないようにしましょう。
競技の間隔がタイトでも体が冷えてしまったら、1試合目の前と同じくらいの強度のウォーミングアップで体を動かす必要があります。
競技の間隔が短い場合のウォーミングアップ
2試合目以降のウォーミングアップは必要ないと思う人もいるかもしれません。
しかし、試合前に軽い運動くらいの強度で体は動かしておいたほうがパフォーマンスは良くなります。
試合の間隔が短くても、安静に過ごしいれば多少なりとも体温は低下します。この少しの変化でパフォーマンスに影響が出るのです。
なので、まったくウォーミングアップをしないというのはあまりいい判断ではありません!
でも、試合の間隔が短いときは、ウォーミングアップのやり過ぎに注意しましょう。
2〜3時間近く空いてしまう場合は、1試合目の前と同じくらいの強度で体を動かす必要があります。
競技の間隔によって、ウォーミングアップの強度は調整することが大切です。
マーカーは、サッカーやフットサルのウォーミングアップの必需品です。
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最後に
大事なのは、1試合目が終わった後、体温が上がりすぎない、体を冷やさないように対策をとること。
また、気温や試合の間隔によって、ウォーミングアップの強度は変えるものです。
臨機応変に試合で最大限のパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。