
先日、下道で千葉県香取市にある香取神宮を目指している途中に立派なお寺を見つけました。
伊能忠敬とゆかりのある妙光山観福寺というお寺です。そこには、日本厄除三大師という立派な文字があります。
寺伝によれば、寛平2年(890年)、尊海僧正の開基という。本尊は平将門の守護仏とされる聖観世音菩薩。千葉氏の祈願所として歴代武将の厚い信仰を受け、中世以降佐原の伊能家一族の帰依を受けるようになり、江戸時代には末寺五十三ヶ寺をもつ中本山として厄除大師信仰の中心となって庶民の信仰を一身に集めた。
私は、日本厄除三大師のことを知りませんでした。
それで、気になったので情報をまとめてみました。
日本厄除三大師は関東厄除け三大師
日本厄除三大師とは、弘法大師を祀る関東厄除け三大師のことを指します。
川崎大師、西新井大師、観福寺が関東厄除け三大師といわれています。
川崎大師、西新井大師とともに日本厄除三大師のひとつと称される。
日本厄除三大師=関東厄除け三大師みたいです。ちょっとややこしいと思いませんか?
川崎大師と西新井大師は知名度に比べると、圧倒的に観福寺の知名度は低い…。存在すら知らなかったことも頷けます。
観福寺は、本堂、大師堂、観音堂、不動堂、鐘楼などが堂々と構えている名刹。
平将門の守護仏である聖観世音菩薩を本尊に祀られていたり、伊能忠敬のお墓があったりと見どころが多いお寺です。
春には桜、秋には紅葉の名所にもなるとのこと。
佐原市や香取市が観福寺を観光地としてPRしているようですが、あまり効果があるとは思えません。
とても素晴らしい雰囲気の場所だけに残念…。
地域活性化を目指すのであれば、香取神宮と合わせて回れるような仕組みづくりが必要でしょう。
参照:水郷佐原観光協会
関東三大師とは別物
観福寺は関東厄除け三大師のひとつ。ややこしいのですが、別に関東三大師と呼ばれるものがあります。
関東三大師とは、慈恵大師を祀る三つの天台宗寺院のことを指します。佐野厄除け大師、青柳大師、川越大師が関東三大師です。
関東三大師、通常大師とは弘法大師のことを指し、関東三大師とは弘法大師を祀る関東厄除け三大師を指すが、関東の三大師という場合は、弘法大師ではなく厄除け大師とも呼ばれる元三大師を祀る寺院を指す場合も多い。
というわけで、ここに観福寺は含まれません。
どうやら関東厄除け三大師と関東三大師は紛らわしさは有名みたいです。
終わりに
【関東厄除け三大師=日本厄除三大師】
【関東三大師】
観福寺に訪れる際は、駅から離れているので車がおすすめ!
有名な香取神宮は近いので、合わせて観光するといいかもしれません。
日本三大師巡りなんていうのもおもしろそうです。
【参考記事】香取神宮(千葉/観光)パワースポットのご利益は?アクセスと駐車場情報。
【観福寺】
ジャンル:観光,お寺
住所:千葉県香取市牧野1752
TEL:0478-52-2804
アクセス:東関東自動車道佐原香取ICから15分
駐車場:あり(無料)