
もうすぐ夏本番です。夏休みのご予定はお決まりでしょうか?
お盆は帰省して家族でお墓参りに行くという人も少なくないと思います。
そこで、お墓の掃除の仕方や手順、必要な道具などの情報をまとめてみました。
お墓の掃除に必要な道具は?
お墓参りに行く際は必ずお供え物を用意しましょう。
お墓をきれいに掃除するための掃除道具も持って行く必要があります。タワシや細かい溝を掃除できる歯ブラシ、墓石用洗剤などもあると便利。
金属タワシはNG!墓石の表面を傷つけてしまう可能性が高いから。
また、墓石に特殊コーティングが施されている場合は必ず業者に手入れの方法を確認してください。
お墓は定期的に掃除
建立したばかりのお墓は、ピカピカに磨かれている状態なので光沢があります。
墓石に使われる石は吸水率が低く、硬度が高くて耐久性に優れていて、大理石と比べても遜色がないくらい良いもの。
ただ、それでも墓石は定期的に掃除をしてきれいにしていないと傷みが早くなります。
常に雨風や直射日光などにさらされているわけですから劣化を避けることはできないのです。なので、お墓参りの際は掃除が欠かせません!
お墓掃除の仕方や手順は?
墓石の掃除をする前に敷地の掃除から始めます。
落ち葉を集めたり、雑草が生えていたら駆除しましょう。砂利が汚れている場合は、ザルなどにあげて水洗いするときれいになります。
敷地の掃除が終わったら、墓石を水洗いでざっくり汚れを落としましょう。
スポンジに水を含ませて墓石の表面をこすり洗いします。苔などがついていたら、ゴシゴシとしっかり取り除くこと。
頑固でなかなか落ちない汚れは墓石用洗剤をつけて洗います。墓石用洗剤は500〜1,000円くらいで購入できるので高いものではありません。
文字が彫刻されている部分は歯ブラシなどを使って磨くときれいになります。
花筒や線香皿などのステンレス製の小物類などの掃除も忘れずに!花筒の底に落ち葉などがたまっていることが多いです。見落とすことのないように取り除きましょう。
最後に、乾いた雑巾ですべての水気を拭き取り磨き上げましょう。
ついでに墓石に小さなひび割れや欠損がないかをチェック!ある場合は修理が必要です。
しっかり掃除をしても落ちない頑固な汚れも専門家に頼んで落としてもらわなければなりません。
石に含まれていた鉄分が表面に出てきて金色や茶色に変色したもの、水垢が黒くなったり、白くなってこびりついてしまったものは、自分で取り除くのは難しいということも覚えてきましょう。
お供え物は持って帰ること
お墓参りが終わったら、お供え物は必ず持ち帰りましょう!
そのまま放置してしまうと、鳥や猫などに食べ散らかされたり、腐って虫がわいたりして墓石が汚れる原因に!
せっかくの掃除が台なしになってしまいます。
墓石にお酒をかける行為もNG!
虫や微生物がついたり、お酒の成分で墓石が汚れるため。
ビールやジュースなどの缶を置いていくのも同様にNG!
缶は雨風や直射日光にさらされると錆びてしまいます。その錆が墓石についてしまうと手入れを業者に頼むことになってしまうのでやめましょう。
最後に
お墓の掃除の仕方や手順は以上です。
お盆やお彼岸、命日など、お墓参りをする機会は多々あります。その際はお墓掃除をきちんとしましょう。
最近がお墓を持たない人も増えています。子供に負担を残さない散骨という選択肢を選ぶ人も!お墓や先祖との付き合い方もどんどん変わってくるかもしれませんね。