身振り手振りで相手の心理がわかる!コミュニケーション方法とは?

人間の本心は言葉だけではわからないので、顔の表情や身振り手振りからも読み取る必要があります。

非言語によるコミュニケーションのことを「ノンバーバル・コミュニケーション」といいます。

昔から日本人は、空気を読みながらコミュニケーションをうまく図ってきました。だから、ノンバーバル・コミュニケーションは得意分野。

相手の心理がわかるノンバーバル行動を読み取ることができれば、より上手にコミュニケーションを図ることができるでしょう。

観察力が必要不可欠なコミュニケーション方法

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僕たちが受ける教育には、人間観察について教わる機会がありません!そのため、自分の身の回りのことを効果的に観察する方法をまったく知らないという人がたくさんいて当たり前。

スポーツを本格的にやっている人、やっていた人はノンバーバルな手がかりを観察する能力が多少優れているかもしれませんが…。

そうでない人は、周囲の人のノンバーバル行動に気づくことから始めてみましょう!

目の前で起きていることさえ、正確に把握できない人が意外と多い!

まずは、身の回りを的確に観察し、周囲で起きていることを把握すること。特に、顔の表情の変化や無意識の行動を見逃さないようにします。

例えば、話し相手が目を離した隙に時計を外しても気づかないと思いませんか?

なぜなら、ほとんどの人は始めから相手が時計を付けていたか、付けていないかを把握していないからです。

このケースは、あまりにも注意力が欠けていると言ってもいいかもしれませんが、基本的に観察力がないと理解するのが難しいコミュニケーション方法です。

基準となる行動を把握すること

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ノンバーバル・コミュニケーションは、相手に気づかれないように、さりげなく観察するのが基本!

まず人と接するときには、相手の基準となる行動を把握します。

  • 普段の姿勢
  • 顔の表情
  • いつもの座り方
  • 手や足を置く位置
  • バッグの持ち方や置く位置
  • などを観察しておくこと。

    相手をよく知れば知るほど、また長く接すれば接するほど、判断材料となるデータベースが大きくなるでしょう。

    相手の心理を理解するためには、日常的に接する相手の行動パターンを注意深く把握する必要があります

    例えば、いつもの顔とストレスを感じているときの顔を区別することができれば、感情を読み取るのが簡単になりますよね?

    満足感や幸福感、リラックスなどを表す表情、不機嫌や不満、ストレス、不安、緊張などを表す表情は大きく異なるもの。

    会話をするときは、言葉と同じくらい表情がなの大事です。

    ノンバーバル・コミュニケーションにおいて大切なのは、相手の基準となる行動を把握すること。

    最後に

    ノンバーバル・コミュニケーションを読み取るコツは、相手をよく観察し、よく知ること。コミュニケーションが上手な人は本当に周りのことに気を配ることができる、それは間違いありません。

    さて、近年、インターネットを経由したコミュニケーションが増えましたね。もしかしたら、それが大きな誤解やトラブルを招く原因になっているかもしれません。なぜなら、インターネットには、ノンバーバル・コミュニケーションが存在しないからです。

    メールやSNSの場合は文脈や文末から、なんとなく相手の気持ちを読み取ることができます。電話の場合は声のトーンや相手の大きさで相手の感情を探ることができるでしょう。

    しかし、テレビ電話以外のインターネットを経由したコミュニケーションだと、顔の表情や身振り手振りなど、ノンバーバル行動まではわかりません!だから、相手の本心を読み取ることができず、行き違いが生じてしまうのです。

    本当に良い関係を気づくには、やっぱり目を見て話すことが一番なのだと思います。