原因不明の体調不良は首のこりによる自律神経の圧迫だった。

近年、原因不明の体調不良を抱える人が増えているといいます。

私も微熱やめまいに悩まされ、病院をたらい回しにされた経験をしたことがあります。

みなさんも、体調不良で何となく頭が重い感じがしたり、胃のあたりがムカムカしたり、足元がふらついたりすることもあるでしょう。

そういうとき、疲れや寝不足など不調の理由を頭であれこれと考えたことはないでしょうか?

思い当たる理由があるならいいのですが、何もないのに体調不良が続くと非常に厄介です。

食事に気を遣っても、適度な運動をしても、規則正しい生活リズムにしても、一向に体調が戻らない。

不安と不調をひきずりながら生活しているうちに、症状がどんどん悪化していくこともあります。

首のこりを抱えている人が多い

こうした原因がわからない心身の不調を訴える人は首のこりの症状を抱えている人が多いとのこと。

私も慢性的な首のこりや痛みに悩まされています。

  • 肩こり
  • 頭痛
  • 疲れがとれない
  • めまいや耳鳴り
  • 気分が落ちこみやすい
  • 風邪をひきやすい
  • 吐き気
  • 腹痛
  • 便秘
  • 下痢
  • などの症状が続いているにもかかわらず、病院へ行っても「原因がわからない」と言われて片付けられてしまう…。

    もし首のこりがあれば、それを原因と疑ってみてもいいかもしれません。

    首の筋肉のこりが引き金になって、自律神経失調症が発生している可能性があります。

    では、どうして首がこるとさまざまな症状が現れるのでしょうか?

    首は神経の密集地帯

    首の後ろは、筋肉繊維が何層にもわたって連なり、そのひとつひとつの筋肉と絡み合うようにたくさんの神経が行き交っています。

    筋疲労を起こしやすいのは首の後ろ側の筋肉

    肩こりに大きく影響するのは

  • 僧帽筋(そうぼうきん)
  • 頭板状筋(とうばんじょうきん)
  • 頭半棘筋(とうはんきょくきん)
  • の3つの筋肉です。

    これらの筋肉には、脳や脊髄を出た末梢神経の一部に自律神経があって、その末端が縦横に張り巡らされています。

    頭板状筋の近くには、大後頭神経という頭部へ向かう神経が走っています。頭半棘筋にこりが生じると、大後頭神経がしめ上げられて、緊張性頭痛などの症状が現れるのです。

    体調不良は自律神経の圧迫

    とくに、首の後ろの上半分には、自律神経が集中しているので、ここの筋肉のこりは、体調不良や病気に結びつきやすいです。

    自律神経は

  • 心拍数
  • 血圧
  • 体温
  • 呼吸
  • 内蔵の動き
  • など、人間の重要な機能をコントロールしています。

    心臓が脈を打っているのも、汗をかくのも、胃や腸が動くのも、自律神経が正常に働いているからです。

    この自律神経の起点は脳。ゆえに、脳から体をつなぐ首に自律神経は密集しています

    その自律神経を守るように囲んでいるのが首の筋肉です。本来ならしなやかな弾力で筋肉が神経を守る働きをしています。

    でも、首の筋肉がガチガチに凝り固まってしまうと、自律神経が圧迫されてしまいます

    自律神経が圧迫されてしまうことで、体中のコントロールができなくなり、あちこちに不調が生じてしまうのです。

    したがって、さまざまな体調不良は、首のこりによる自律神経の圧迫が原因と考えられるわけです。

    最後に

    原因不明の体調不良は、首の筋肉のこりを解消すれば治るかもしれません!

    私も慢性的な首の痛みやこりを抱えています。とくに、首の痛みやこりがひどいとき、偏頭痛や吐き気、お腹の不快感などの症状が現れます。

    首のこりはひどくなると治るまでに時間がかかるので早期の治療が大事です。

    パソコンやスマホを使って、首を酷使している人は原因不明の体調不良に注意してください。