
目上の方に対して、現金を贈る行為は基本的にマナー違反とされています。
しかし、開店祝いや開業祝いに限っては、目上の方に現金を贈っても失礼にあたりません!
近年、日本は開店ブームや開業ブームが訪れているんだとか…。
居抜き物件を借りて初期費用を抑えたり、インターネットを上手に活用したりすることで、ビジネスの立ち上げがグッと楽になりました。
ところで、開店祝いや開業祝いにも金額の相場やお返しのマナーがあるのをご存じでしょうか?
開店祝いや開業祝いの金額の相場は?
開店祝いや開業祝いの金額の相場は贈る相手によって異なります。
表書きは、現金の場合でも品物の場合でも同じです。
上記のいずれかになります。
水引は「のし付きの金銀蝶結び」もしくは「のし付きの紅白蝶結び」のものを選びましょう!
お祝いはいつまでに贈ればいいの?
開店祝いや開業祝いはいつまでに贈ればいいのでしょうか?
期限のマナーはこのような感じです。
花を贈る場合は相場と同じくらいの金額のものを用意します。
小さい花束であれば、オープンの日に持って行ってもいいですし、大きなものであればオープンの前日までに送ったほうがいいでしょう。
品物はどんなモノを贈ればいいのか?
日本では、開店祝いに招き猫や七福神などの置き物を贈る習わしがあります。
昔は縁起物を贈っていたのですが、最近は店内やオフィスに飾ることができる観葉植物が人気です。
タオルや石鹸などの消耗品やお店の雰囲気に合う傘立てやマガジンラックなどのインテリアも喜ばれます。
オーナーの好みやお店の雰囲気がわからない場合は、現金を贈ったほうが無難でしょう!
そして、お祝いは現金や品物を贈るだけではありません!
お店の場合は開店準備を手伝ったり、友人や知人にお店を紹介したり、開業の場合は仕事の情報を提供したり、取引先を紹介したりなど、さまざまな支援の仕方がありますよ。
贈る相手がいちばん喜ぶ方法を考えてみてください。
開店祝いや開業祝いのお返しのマナーとは?
開店祝いや開業祝いのお返しは基本的に必要ありません!
お店やオフィスで披露パーティーを開いて、そこで粗品や記念品を配ってお返しの代わりにするのが習わしとなっています。
飲食店をオープンした場合は、食事券やサービス券を贈ると喜ばれるでしょう!
粗品や記念品は表書きを「開店記念」や「開業記念」とし、紅白蝶結びの水引が印刷されたのし紙を巻いて贈ります。
名入りのタオルやグラス、時計などを記念品として贈る慣習もありますが、受け取ったほうは意外と扱いに悩むところ…。
披露パーティーで盛大に食事を振る舞ったり、お菓子などの消耗品を贈ったりしたほうが確実に喜んでもらえるのではないでしょうか?
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最後に
この記事では、開店祝いや開業祝いにも金額の相場やお返しのマナーについてまとめてみました。
表書きや水引に関してもわかるようになっています。
家族や友人がビジネスを始めた際には、この記事を参考にしてみてください!