珍スポット?縄文ふれあい広場「水子貝塚公園」で時空を超える。

みなさま、竪穴式住居って覚えていますか?

日本人であれば、ほとんどの人が歴史の教科書で見たことがあるかと思います。竪穴式住居とは、簡単にいうと縄文人のお家です。

竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ、英: pit-house, pit-dwelling)は、地面を円形や方形に掘り窪め、その中に複数の柱を建て、梁や垂木をつなぎあわせて家の骨組みを作り、その上から土、葦などの植物で屋根を葺いた建物のことをいう。

参考:竪穴式住居 – Wikipedia

水子貝塚の竪穴式住居

これです。教科書で見たことはあるけど、実際に目にしたことがある人は少ないと思います。

で、この竪穴式住居が公園にポツンとあったらびっくりしますよね?実際に、そんな公園が埼玉県の富士見市にあるんですよ。

縄文ふれあい広場「水子貝塚公園」

この間、紹介した「ぼけ封じ祈願ができる水光山大應寺」の通りを挟んだ向かい側にその公園があります。

国指定史跡「水子貝塚公園」②

水子貝塚公園」です。国指定史跡である水子貝塚を保存するために公園として整備されました。「縄文ふれあい広場」と呼ばれ、縄文時代の文化を体験できる施設になっています。

水子貝塚公園は、縄文時代にタイムスリップしてしまったかと感じる異様な光景を目の当たりにすることができるのでおもしろいですよ。

僕も縄文時代の文化を体感してきました。

縄文時代前期を代表する貝塚

国指定史跡「水子貝塚公園」①

水子貝塚は、縄文時代前期(約5500年前)を代表する貝塚です。1969年に国の史跡に指定されています。この地では、そんな遥か昔から生活が営まれていたんですかあ。信じられませんね…。

国指定史跡「水子貝塚公園」③

で、これが縄文人の生活を再現したもの。貝塚の中をのぞいたら、こうなってるんですもん。ゾッとするわ!人形こっち向き過ぎじゃないですか?ここから埋葬された人や犬の骨、たくさんの土器や石器が出てきたそうです。

水子貝塚公園の敷地面積は四万平方メートルほど。縄文人は、貝塚を中心に直径160メートルほどの集落を形成していたとのこと。当時の集落は、公園内にすっぽり収まっています。

いやー、マジで普通の公園内に教科書でしか見たことがない竪穴式住居があるのでおもしろいです。資料館では、貝塚で発見された土器や石器、出土した貝、人骨、獣骨、犬の骨、木の実などを見ることができます。

僕は、資料館や博物館的な場所が苦手なので見ていませんが…。園内をぶらつくだけでも不思議な感覚を味わうことができますよ。

水子貝塚公園は、歴史マニアや珍スポットは好きな人におすすめです。

【参考記事】富士見市の「難波田城」知ってる?ゆるキャラ「なんばった」がいるよ。

終わりに

水子貝塚公園も、ららぽーと富士見の近くにあります。おもしろい場所なんですけど観光客の姿は皆無。公共の交通機関でのアクセスも悪く、観光スポットとしても紹介されていない場所なので仕方ありません。

富士見市は、歴史散策が好きな人にウケると思うんですけどね。ららぽーとができたくらいではパッとしませんねえ。

【水子貝塚公園】
ジャンル:史跡,公園,観光スポット
最寄り駅:東武東上線みずほ台駅から1900m
住所:埼玉県富士見市水子
電話番号:049-251-9686
料金:無料
駐車場:あり(無料)