
埼玉県富士見市に、ちょっと変わった神社があります。
その神社は、パワースポットとしても知られている場所です。
今回は、富士見市にある面白い観光スポットを紹介したいと思います。
顔ハメ看板、二宮金次郎、蛇口をひねると出てくる御神水
こちらは、大應寺のお隣にある「水宮神社」です。
水宮の地を代表する神社で、富士見市を代表する観光スポットとも呼べる場所。水宮神社には、とにかく見どころがたくさんあります。
まず、水宮神社の入口。
織姫と彦星の顔ハメ看板があります。SNSのネタにいかがでしょうか?
顔ハメ看板マニアにもおすすめ!
あと、水宮神社は鳥居の形が少し独特です。
何故か…。鳥居の手前に二宮金次郎の像があります。
学校を卒業してから、めっきり目撃する機会が減りました。久しぶりに見た気がします。
御神木は銀杏。
樹齢350年くらい…。うーん、だいぶアバウトです。
などのご利益があるとのこと。御神木、がっつり枯れてるけど大丈夫でしょうか?
水宮神社が本当にパワースポットなのか、入口の段階で少し疑わしくなってきました。
鳥居を抜けて左側の地面を見たら、このようになっていました。大量のお稲荷さん…。
左の奥にもミニチュアの銅像がびっしり置いてあります。なかなかインパクトがある光景です。
いかがでしょうか?ツッコミどころが満載で水宮神社に興味がわいてきた頃かと思います。
そして、極めつけはこちらの手水舎です。
普通の神社とは全然違います。手水の儀を行いたくても、水がなくてはできません!
探ってみると…
蛙の形をした蛇口をひねったら、ご神水がジョロジョロと音を立てて出てきました。
おしゃれな居酒屋のお手洗いってこんな感じのところありますよね?
さて、いよいよハイライトです。
【参考記事】【神社仏閣巡り】富士見市の大應寺はぼけ封じ祈願ができる立派なお寺。
水宮神社は狛犬じゃなくて狛蛙
水宮神社の社殿です。
どこかに違和感を覚えませんか?
そう、狛犬ではありません!全国的にも珍しい狛蛙が水宮神社のシンボルになってるのです。
浦和の調神社には狛兎、南浦和の大谷場氷川神社には狛雉があります。
埼玉県の神社は、少し変わっているところが多い気がします。
【参考記事】調神社(浦和/観光)鳥居と狛犬がなくて狛兎がいる変わった神社。
【参考記事】珍スポット?南浦和の大谷場氷川神社は狛犬じゃなくて狛キジがいる。
狛蛙が置かれている理由です。
昔々、この地に、人間のように立って歩きたいと願う蛙がいました。そこで蛙は、熱心に願をかけ、二本足で歩けるよう祈りました。そしてついに願いが叶い歩けるようになったのです。しかし、立ってしまうと蛙の目は後ろになってしまい、うまく歩くことができません。
蛙はもう一度願をかけ、元のように戻れるよう祈りました。「立って歩きたい」、「やっぱり元に戻してほしい」、ころころ心が変わる蛙に神様も怒ったのか、簡単には許しません。困り果てたころ、大日如来(不動明王)様が元に戻してくれました。戻った蛙は二度と立って歩きたいとは思いませんでした。
蛙は、「旅先から無事かえる」、「失くし物がかえる」、「若がえる」などとかけられ、今も願をかけにお参りされる人が絶えません。
旅行前や大事なものを失った後などに、水宮神社に訪れてみてはいかがでしょうか?
純粋に面白い観光スポットなので、行く価値は存分にあると思います。
最後に
水宮神社の正式名称は「摩訶山般若院水宮神社」。
室町時代に京都聖護院を本山とする修験寺摩訶山般若院として創建されました。
水子観音や不動明王が祀られており、水子供養祭などが行われている神社です。
気になる人は、足を運んでみてください!
【水宮神社】
ジャンル:神社,観光スポット
住所:埼玉県富士見市水子1762-3
TEL:049-251-7520
アクセス:東武東上線みずほ台駅から2100m
駐車場:有り(無料)
料金:無料
参照:水宮神社