岩室観音堂(比企郡吉見町/寺院)

埼玉県比企郡吉見町北吉見にある文化財「岩室観音堂(いわむろかんのんどう)」。

岩室観音堂は国指定史跡の吉見百穴に隣接しています。

最寄駅の東武東上線東松山駅から車で約10分。

岩室観音堂は龍性院の境外仏堂です。

弘法大師が岩窟を選び、観音像を彫刻して納めたという場所。

岩を穿って観音像を祀ったことから岩室観音堂といわれています。

現在の建物は江戸時代に再建されたもので、それでも300年以上の歴史があります。

お堂の造りは懸造り様式で、江戸時代のものとしてはとても珍しいとのこと。

岩室観音堂は四国八十八カ所巡りと同じご利益を得られるパワースポットといわれております。

洞窟内の88体の石仏を拝みましょう。

岩室観音堂の奥は松山城跡に続いています。

天正18年(1590年)、豊臣秀吉が関東に出陣した際に松山城は落城。

それに伴い、岩室観音堂も兵火にあって全焼したそうです。

2階にご本尊様が祀られています。

おびただしい数の千社札や床が軋む音が醸し出すミステリアスな雰囲気。

かなり老朽化しているので床が抜けてしまいそうなスリルもたまりません。

岩室観音堂から東松山市街を一望できます。

天気が良いと眺めが最高です!

岩室観音堂は毎年たくさんの人が参拝に訪れる観光スポットです。

見た目の古さや鉄骨で支えられている光景はインパクト大。

もの凄くパワーを感じる場所なので一見の価値あり。

【DATE】

岩室観音堂
埼玉県比企郡吉見町北吉見309
駐車場有り(無料)
https://www.ryusyoin.or.jp/