吉見百穴(比企郡吉見町/遺跡)

埼玉県比企郡吉見町北吉見にある遺跡「吉見百穴(よしみひゃくあな)」。

関越自動車道東松山インターチェンジから車で約10分。

吉見百穴は古墳時代後期の横穴墓群の遺跡で大正12年に国史跡に指定されています。

2019年現在、有料で一般公開されていますが、地下軍需工場跡内に立ち入ることができません。

凝灰岩の岩山の斜面に多数の穴が空いていることから、一見異様な印象を受ける遺跡である。穴の数は219個と言われ、このような遺跡としては日本一の規模である。穴の入り口は直径1メートル程度だが、内部はもう少し広くなっていることが多い。

古墳時代後期(6世紀-7世紀頃)に造られたものであり、他の多くの古墳が土を盛った小山の中に1つだけ玄室が存在する構造であるのに対し、岩山の表面から数メートルの小穴(古墳の玄室に相当するもの)を多数掘って造られた集合墳墓である。多くの穴に古墳と同様の台座状構造があり、ここに棺桶を安置したとされる。

引用元:吉見百穴 – Wikipedia

太平洋戦争中、この岩山の地下に中島飛行機の地下軍需工場を建設するため、岩山の最下部に大きなトンネル(直径3メートルほど)が碁盤の目状に掘られ、その出入口として吉見百穴には3か所の坑口が掘り出された。また、吉見百穴のすぐそばを市野川が蛇行して流れていたが、軍需工場の前面に用地を確保するため、流路を西側へ移動する河川改修も合わせて行われた。この際、元から存在していた横穴が十数個崩されて消滅している。これらの軍用トンネルの内壁は、ほぼ素掘りのままとなっている。夏期は涼風が吹き出すことがある。軍用トンネルの奥は危険なため、途中から鉄柵で塞がれている。

引用元:吉見百穴 – Wikipedia

岩肌に無数の穴が空いている光景は異様。

洞窟の入口から冷たい空気が流れてきて、夏場は気持ちがいい。

地下軍需工場跡内には入れませんでしたが、横穴墓は何箇所か入れるところがあります。

天然記念物のヒカリゴケも見どころです。

吉見百穴は埼玉県屈指の観光スポットです。

山頂から東松山市街を一望できます。

勾玉や埴輪づくり体験ができるので子供連れでも楽しめるでしょう。

【DATE】

吉見百穴
埼玉県比企郡吉見町大字北吉見327
0493-54-4541
08:30~17:00
定休日:年中無休
駐車場有り(無料)