巌窟ホテル 高壮館(比企郡吉見町/洞窟)

埼玉県比企郡吉見町北吉見にある洞窟「巌窟ホテル 高壮館」。

巌窟ホテル 高壮館は吉見百穴や岩室観音堂のすぐ近くにあります。

関越自動車道東松山インターチェンジから車で約10分。

巌窟ホテル 高壮館は崖に掘られた人工の洞窟です。

以前は観光名所だったのですが、現在は閉鎖されているため立ち入ることができません。

巌窟ホテル 高壮館は知る人ぞ知る観光スポット。

日本では大変珍しい岩窟ホテルなのです。

これがノミとつるはしだけで掘られたというのだから本当に驚きます。

壮大なアートと捉えることもできるでしょう。

明治時代後期から大正時代にかけて、農夫・高橋峰吉の手によって掘られたもので、「岩窟掘ってる」が訛って「岩窟ホテル」と呼ばれるようになった。そのため、もともとホテルとして建設されたわけではないが、新聞報道ではホテルとして建設中であると報じられていた。

引用元:巌窟ホテル – Wikipedia

1982年と1987年の2度の台風被害による崩落によって閉鎖を余儀なくされました。

管理をしていた高橋奏次氏も1987年に亡くなり、再開されることなく現在に至ります。

巌窟ホテルは個人の所有物のため、無断で入ると不法侵入になるので絶対にやめましょう。

巌窟ホテル 高壮館は心霊スポットとしても有名です。

2階の窓枠のような部分に霊が出没するという噂があります。

吉見町は松山城があった場所で、この辺りは関東の諸勢力による激しい争奪戦が繰り広げられていた古戦場。

横穴墓も多いのでそのような噂が出ても不思議な場所ではありません。

巌窟ホテル 高壮館の見頃は秋と冬です。

草木が生い茂っている夏季は全貌を捉えることができません。

特に閑散としている時は廃墟が醸し出す独特な雰囲気を肌で感じられます。

吉見百穴を観光する際は併せて見学してみてはいかがでしょうか?

【DATE】

巌窟ホテル 高壮館
埼玉県比企郡吉見町大字北吉見309
定休日:年中無休
駐車場有り(無料)