神社にお参りをするときの正しい作法

全国には、約88,000もの神社がある。

コンビニの数が約45,000ですので、神社はその倍くらいあるのだ。

私はよく神社に行く。

だが、しばらく間が空くと、神社での正しいお参りの作法を忘れてしまう。

なので、メモとして残しておくことにした。

鳥居の前でも頭を下げる

神社にお参りする時は参道を歩いて拝殿に向かう。

参道の中央を歩いてはいけない。

中央は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様の通り道になっているから。

参道は端を静かに歩こう。

参道には、必ず鳥居がある。

ひとつの参道に複数ある場合は順番に一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と呼ぶ。

各鳥居の前で軽く頭を下げて一礼するのが正しい作法。

この一礼を一揖(いちゆう)という。

鳥居は、聖域と外界の境界線。

なので、聖域に踏み込む前に一揖して、神様に挨拶をするというわけだ。

手を清める順番

すべて鳥居を抜けると、その先には「手水舎(ちょうずや)」がある。

参拝者が手を洗ったり、口をゆすいでいる場所。

拝殿に進む前に、しっかり手と口を清めるのが正しいお参りの作法だ。

忘れずにしっかり行うこと。

手や口を清める順番も決まっている。

1.右手で柄杓を持って水をすくう
2.左手を洗う
3.柄杓を左手に持ち替える
4.右手を洗う
5.柄杓を再び右手に持ち替える
6.左手で水を受けて口をすすぐ
7.柄杓を垂直にして柄の部分を洗い流す
8.柄杓を元の場所に伏せて置く

すべての所作を最初のすくった水だけで行う。

手水舎で身を清める作法を「手水の議(ちょうずのぎ)」と呼ぶ。

手をたたく回数

拝殿の前についたら、賽銭箱にお賽銭を納めてからお参りをする。

1.軽く会釈をする
2.お賽銭を入れる
3.鈴を3回鳴らす
4.深く頭を2回下げる
5.手を2回たたく
6.深く頭を1回下げる

お賽銭を入れたら綱を振って鈴を3回ほど鳴らす。

鈴の音には魔除けの力があるとされており、参拝者の邪気を祓う効果がある。

神社でのお参りの一般的な作法は「二拝二拍手一拝」。

神社でのお参りの作法を簡単にまとめてみた。

二拝二拍手一拝の部分は、神社によって異なる場合がある。

伊勢神宮や出雲大社などはお参りの作法が異なるので注意が必要だ。

正しい作法は大人として知っておきたいところ。

だから、参道の真ん中を堂々と歩いている人や大きな声で話しながら歩いている人を見かけると「なんだかなあ」と思ってしまう。