
疲労は、じっと休んでいるだけでは抜けません!
筋肉と関節を動かして、血液やリンパを流れを良くし、疲労物質を除去する必要があります。
休日は家でダラダラ過ごすよりも、散歩やランニングなどで体を動かす「アクティブレスト」が効果的です。
積極的休養(アクティブレスト)
疲労回復を早める目的で、疲労が蓄積した後に、軽い運動やストレッチなどを行う休養法を意味する。積極的休養により、何もしないよりも疲労物質が除去されやすくなるといわれている。
疲れている状態では、何をやっても最大限の力が発揮できません。
仕事や運動でパフォーマンスを上げたいのであれば、まずは疲労をしっかり抜くべきです。
疲労は蓄積するもの
疲労は、どんどん蓄積していきます。そして、目には見えないものです。
周りからは元気そうに見えても、心身ともに疲労でクタクタということもあるでしょう。疲労は、やがて怪我や病気など、心身に深刻なダメージを及ぼします。
オーバートレーニング症候群がまさにそう。
スポーツなどによって生じた生理的な疲労が、十分に回復しないまま積み重なって引き起こされる慢性疲労状態のこと。
なので、疲労は、できるだけこまめに抜く習慣をつけましょう。
仮眠で脳をリフレッシュ
短時間で体をリフレッシュする方法はたくさんあります。
手軽な方法としては、ほんの数分間の仮眠がおすすめです。5〜15分程度の短い仮眠には、脳をスッキリさせる効果があります。
目を閉じると、脳がリラックス状態になり、「α派」という脳波と「βエンドルフィン」という神経伝達物質が出ます。
アルファ波
安静(リラックス)・閉眼時の脳波においては、他の周波数成分に比べてアルファ波の占める割合が高く、基礎律動の主成分をなす。
エンドルフィン
β-エンドルフィンは、オピオイドμ受容体に作用し、モルヒネ様作用を発揮する。ストレスなどの侵害刺激により産生されて鎮痛、鎮静に働く。鎮痛作用はモルヒネの6.5倍の効果があるとされる。
これにより、脳が活性化し、集中力や記憶力が高まるほかストレスを軽減させる効果もあり。
疲れを感じたら、そっと目を閉じて、視覚からの情報を遮断すること。
脳は、視覚を完全に遮断しないと休まることができないので気をつけましょう。
長時間の座りっぱなしはNG!
ベッドの上でゴロゴロ過ごす休日がたまにくらいあってもいいでしょう。
でも、長時間、椅子に座ったままの姿勢で過ごす休日は、余計に疲れがたまってしまうので絶対に避けたいところです。
ずっと座っていると血液の流れが滞るため、老廃物や疲労物質が蓄積して疲れを感じます。
そのため、長時間デスクワークをする人は、疲れを溜めやすいので注意が必要です。
できるだけこまめに、末端の足の指をほぐしたり、足首をグリグリ回したり、ふくらはぎを揉みほぐしましょう!
たったこれだけで座りっぱなしによる疲労の蓄積を改善することができます。
最後に
疲労は、蓄積するものです。だから、こまめにケアをして抜く必要があります。
休日は、運動やストレッチで体をほぐすのが効果的。逆に、ずっと寝ていたり、座りっぱなしはNGです。
また、仕事や勉強中に疲れを感じたら、ほんの少しの時間でもいいので目を閉じましょう。
脳がリラックスするので気分がスッキリします。