風邪は薬を飲んだり、病院に行ったりしても治らないって本当?

風邪の治し方を間違えていないでしょうか?

風邪を引くと、発熱や頭痛、吐き気、下痢、咳や鼻水などの症状が現れます。

これらの症状を抑える風邪薬は存在しているのですが、風邪を根本的に治す薬はありません!

要するに、熱を下げたり、痛みを和らげたり、咳や鼻水を止めたりすることはできても、風邪の原因物質を取り除くことはできないのです。

だから、風邪を引いたときに風邪薬を飲んだり、病院に行ったりしてもそれほど意味がないという説もあります。

逆に、風邪薬を飲んだり、病院に行くことで治りにくい状態になってしまう場合もあるのだとか…。

風邪の症状を薬で無理やり止めてはいけない!

どんな感染症にも共通する三大症状をご存知でしょうか?

  • 発熱
  • 腫れ
  • 痛み
  • 侵入してきた病原体と体の免疫力が闘うことで炎症が起こるからです。

    風邪の症状は複雑で体のさまざまなところに現れます。

  • 喉風邪
  • 鼻風邪
  • 胃腸風邪
  • そして

  • 鼻水
  • 鼻詰まり
  • 下痢
  • 嘔吐
  • といった症状が代表的。

    これらの症状は、体にとって害となる病原体をいち早く外に出す反応。いわゆる体が闘っている証拠なのです。

    だから、症状を薬で無理やり止めるのは、せっかくの体の闘いに水を差すことになります。

    薬を飲んで風邪が治りづらくなったり、遅くなるのはこういった理由があるからなのです。

    風邪は、薬を使わなくても自然に治るということを覚えておいてください!

    治ったという早とちりが風邪を長引かせる!

    熱も無理に下げる必要はありません!

    大人の場合は38度、子どもの場合は39~40度以上になると、病院で解熱剤を処方されることが多いでしょう。

    しかし、熱を下げるのは、熱によるつらい症状を緩和することが目的。根本的な発熱の原因物質を取り除くわけではないのです。あくまでも対症療法になります。

    だから、解熱剤を飲んで熱が下がったからといって、風邪が治ったと早とちりするのは大きな間違いです。

    薬で無理に熱を下げても、体内では病原体との闘いが続いています。この風邪が治ったという早とちりこそが、病気をぶり返したり、長引かせてしまう原因なのです

    風邪は、薬を使わないで治すのに越したことはありません!

    複数の症状が現れたときは要注意!

    風邪の症状がひとつだけのときはそれほど心配する必要はありません。しかし、複数の症状が現れたときは要注意!

    例えば、発熱に加えて鼻血が出たり、体に発疹が出たり、便に血が混じったり、お腹が痛いなど。何か別の症状も加わった場合は病院に行く必要があるでしょう。

    普通の風邪ではない可能性があるからです。

    胃腸風邪の場合は、下痢や嘔吐など複数の症状が同時に現れることが多い。下痢の回数や嘔吐の回数が多いだけなら、そこまで心配はないのですが、排泄物に血が混じるときは少し危険な状態です。

    症状が長く続いたり、力が抜けてぐったりしたり、意識が遠のいてボーッとするのは危険な状態。病院で点滴などの処置を受ける必要があります。

    風邪のときは、まず安静にして、じっくりを様子をみましょう!

    複数の症状が重なったり、意識が薄くなるなどの重大な異常が現れたら、直ちに病院に行かなければなりません。

    風邪には、ビタミンCの摂取が効果的です。

    【関連記事】ビタミンCに風邪予防の効果あり。温度差が激しいので体の免疫力を高めておこう。

    最後に

    先日、久しぶりに風邪を引き、腹痛と吐き気に悩まされました。寒暖の差が激しく、疲労が溜まっていたのが原因でしょう。

    一日ゆっくり寝て、ビタミンCを多めに摂取して、温泉で汗を流して代謝を良くしたらすぐに治りました。

    私は、基本的にあまり病院には行きません!

    特に、風邪が流行っている時期に病院に行くと、余計ひどくなるんじゃないか、と思っています。大勢の人がゴホゴホしている空間に長い時間、一緒にいるほうがリスクだなあ、と思いませんか?

    余程のことがない限り、病院に行くのをやめました。

    薬を飲んだり、病院に行くことで、風邪の治りが遅くなるケースもあります。しかし、考え方はそれぞれなので参考までに。