
最近、ブログの企画や提案をする機会が増えた。
クライアントが伝えたい情報をいかに発信していくか、アクセス数を確保し、どのように収益化を図るかをアドバイスしている。
何かを伝えるときにインターネットを使うことが前提になっている社会なので、ブログの需要はまだまだある。
Twitterには140文字という制限があり、Facebookで長文を投稿しても敬遠されてしまう可能性が高い。そのため、現状では情報を発信するツールとしてブログは最適だ。
しかし、ブログの更新は長続きしないケースが多いのも事実。
ブログを書くと、たくさんの人に見てもらいたいと思うもの。だから、アクセス数がどうしても気になってしまう。
だが、アクセス数を過度に意識してしまうと確実に長続きしない。
7割以上のブログは1日の平均アクセス数が49以下
ホームページやブログを始めたからといって、すぐにたくさんの人が読みに来てくれることはあり得ない。
無料ブログサービスの場合は最初から多少のアクセスがありますが、備え付きのアクセスカウンターの数字は実際の5倍から10倍くらいのPV(ページビュー)を示すことが多いので参考にならないのだ。
正確な数値を知るためには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析を設置する必要がある。
個人ブログの世界は非常にシビアだ。
7割以上のブログは1日の平均アクセス数が49以下というのが現状で、1日の平均アクセス数が50を超えるだけで上位の3割に入ることができると言われている。
さらに、月に5万PVを超えるブログは全体のわずか9%しかない。
個人ブログで稼ぐという世界では1日1万PVが成功のラインと言われているので、初心者からすると果てしなく遠い数字に思えるだろう。
ブログは毎日書き続けることさえできれば、自然と人気を集めていくもの。だから、最初はアクセス数を気にせずに更新していくことが大切なのだ。
コンテンツの質を高めれば自然と人気になる
1日のアクセス数が1万を超えるブログの代表例は有名人のオフィシャルブログ。
これは知名度が高い人が情報を発信するから必然的にアクセスが集まるという構造。だから、コンテンツの質はあまり関係がない。
「どこで誰々とご飯を食べた」とか「○○という番組に出演するので見て下さい」などの情報は、その有名人のファン以外にとっては無意味。
アクセスを集めたいのなら、一般人が有名人と同じようなスタンスで情報を発信してはいけない。
どうすれば、普通の人間がアクセスを集めるブログを作れるのか?
答えはシンプル。多くの人々にとって有益な情報を発信すること。質の高いコンテンツが揃っているブログは自然と人気になっていく。
また、今の時代はSNSによる口コミ力が非常に強い。面白い情報や有益な情報は瞬く間に多くの人に届く。
アクセス数を意識するよりも、有益なコンテンツを作ることに意識を集中させたほうがブログは成功する。
このような現状から、私は上位1割に導くことを目標にブログの企画や提案をしている。