埼玉県東松山市に「正法寺」というお寺があります。
正法寺（しょうぼうじ）は、埼玉県東松山市にある真言宗智山派の寺院である。山号は巌殿山。坂東三十三箇所の十番札所である。
坂東三十三箇所の10番札所で、一般的には「岩殿観音」と呼ばれ親しまれています。
坂東三十三箇所とは、神奈川県・埼玉県・東京都・群馬県・栃木県・茨城県・千葉県にかけてある33か所の観音霊場のこと。
1200年以上の歴史がある古いお寺です。
寺伝によれば養老2年（718年）に、沙門逸海が千手観音像を刻み開山し正法庵と称し、鎌倉時代初期に源頼朝の命で比企能員が復興した。頼朝の妻北条政子の守り本尊だったと伝わっている。天正2年（1574年）に栄俊が中興開山となる。
岩殿観音の見どころといえば、東松山市の天然記念物に指定されている大イチョウ。秋になると、美しい紅葉を一目見ようと大勢の観光客が訪れます。
しかし、こちらの岩殿観音はちょっと異様な雰囲気が漂う場所なのです。
岩殿観音を観光する際は落石に注意
岩殿観音は、埼玉県こども動物自然公園や物見山公園のすぐ近くにあります。場所は、箱根駅伝出場の常連校である大東文化大学の東松山キャンパスを目指すとわかりやすい。
岩殿丘陵の最東端に位置し、物見山のすぐ隣にあるため、寺は急傾斜地を切り崩したような場所にあり、山寺の雰囲気を持つ。
斜面を切り崩したような場所があるゆえに、岩肌は岩殿観音の見どころのひとつ。
（写真：観音堂の右側にある崖の岩肌）
自然が作り出したアート。よく見ると人の顔のように見える部分もあってゾッとします。
すぐにでも崩れてきそうな雰囲気がありませんか？
恐る恐る近づいて岩肌を観察してみました。が、足元を見るといくつもの石が…。
岩肌を見学する際は落石に注意してください！このサイズの石が頭に直撃したら確実に大怪我。
「これ以上、近づかないでください」という目印のロープが張られているくらいですので、おそらく本当に危険なのでしょう！
こちらは岩殿観音の大イチョウ。紅葉シーズンのピーク時には美しい黄色い絨毯を見ることができます！
広範囲にわたり張り巡らされている根っこも必見！生命の強さを感じられます。
さて、そんな見どころがある岩殿観音なのですが、心霊スポットなのではないか？という噂があります。
岩殿観音は心霊スポットなのか？
確かに、岩殿観音は静寂に包まれた異様な雰囲気が漂う場所です。
チラホラと観光客の姿は見えますけど、基本的に人の出入りは多くない。
本堂もなかなか古さを感じる立派な建物で雰囲気があります。
観音堂の正反対にある弘法大師像と水子地蔵像。そのせいか、観音堂に向かう途中に何か視線を感じるような気が…。
こちらは岩肌に埋められている石仏。いくつか滑り落ちかけているのも縁起が悪い気がしませんか？
そして、いちばん薄気味悪いところといえば、観音堂に続くトンネルです。
日の出家というお食事処の向かい側にある駐車場に車を停めると、石段を登らないで観音堂へ向かうことができる近道があります。
しかし、このいかにもいわくがありそうなトンネルを通らなければなりません！昼間ならまだしも夜間は絶対に通りたくないですね。
けれど、岩殿観音が心霊スポットといわれるようになった具体的なエピソードはありません！
ただ、実際に訪れてみると「もしかしたら心霊スポットかもしれない」と思ってしまう異様な雰囲気を体感できると思います。
心霊スポットではないにしても、パワースポットであることは間違いないでしょう。
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最後に
岩殿観音の紅葉はとにかく素晴らしいです！
立派な観音堂や岩肌、石仏など見どころが多いので観光を楽しめます。
坂東三十三箇所の10番札所である吉見観音の近くにある吉見百穴は有名な観光スポットです。
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東松山や吉見町は面白いスポットが意外とあるので、十分に楽しめるエリアですよ。
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【正法寺】
ジャンル：観光,お寺
住所：埼玉県東松山市岩殿1229
TEL：0493-34-4156
アクセス：東武東上線「東松山駅」から3,200m
駐車場：あり（無料）
