
突然ですが、旗日(はたび)という言葉をご存じだろうか?
私は、恥ずかしながら最近まで旗日をという言葉を聞いたことも使ったこともなかった。
当然、旗日の意味も知らない。
調べたところ、旗日はほとんどの若者に通用しない言葉なんだとか。
旗日は国民の祝日
簡潔に言うと、旗日とは国民の祝日のこと。
国旗を掲げて国民の祝日を祝うことから旗日といわれている。
昔は、祝日に日本国旗を玄関先に掲げる習慣があったらしい。
祝日になると町中で日本国旗を目にするのは当たり前。
だが、現在は日本国旗を掲げる家庭が激減したことにより、旗日という言葉も若者に通用しなくなった。
国民の祝日リスト
国旗を掲げる家庭が減った理由
実は、祝日に国旗を掲げる行為は世界的な常識。
国旗を掲げるという行為は愛国心の象徴だ。
世の中には、祝日など関係なく日常的に国旗を掲げている国や家庭もある。
アメリカでは、星条旗や州旗をよく目にするが、日本は国旗に親しみがない。
それどころか、国旗を掲げるという行為にマイナスイメージを抱く人もいるようだ。
日本では、少なからず日の丸の国旗=右翼というイメージが定着してしまっているとのこと。
この誤った連想により、国旗に対する抵抗が生まれている背景がある。
祝日に国旗を掲げる家庭がなくなれば、旗日という言葉は確実に死語になるだろう。
国旗掲揚マナー
国旗掲揚にもマナーがある。
旗日に国旗を掲げる際はマナーに気をつけよう。
現在では、会社や学校の始業時間から終業時間まででも問題ないそうだ。
国旗は国家の象徴なので、破れたり汚れたりしているものを使ってはいけない。
予期せぬトラブルを避けるためにも最低限のマナーは守ろう。
なぜ、私が旗日に興味を持ったのかというと、ランニング中に日本国旗を掲げている家を見かけたから。
「あれ?この家いつも国旗掲げてたっけ?」と疑問に思ったのがきっかけ。
旗日の習慣が残っている家庭があることを知った。
だが、このままだと旗日のことを知らない世代はどんどん増えていくのは間違いない。