
フットサルは、サッカーの基本となる技術が凝縮されたスポーツです。
幼い頃からフットサルをやっていれば、これらの技術が自然に身につきます。
実際に、フットサルの本場であるブラジル出身のロナウドやロナウジーニョ、カカ、ネイマールといったサッカーのスーパースターたちは、みんなフットサルでボールを蹴ることを覚えました。
トゥーキックや足裏トラップなどを試合の大事な局面で使えるのは、フットサルのテクニックが体に染みついているから。
しかし、ジュニア年代で本格的にフットサルをプレーする機会に恵まれていないのが日本の現状。
幼い頃からフットサルをプレーすることでサッカーの技術を底上げできるのは間違いありません!
フットサルの魅力とは?
フットサルは、サッカーの約半分のプレーヤーと3分の1程度の大きさのコートがあればできる手頃なスポーツ。だから、サッカー未経験者や女性にも人気があります。
サッカーよりもコートが狭いフットサルは、ゴール前の攻防の連続です。つまり、チャンスとピンチの繰り返しということ。
緊張感のある試合展開はフットサルの魅力のひとつです。どんなに攻め続けていても、ちょっとした油断が即失点につながるのでピッチ上では常に気が抜けません!
フットサルは、サッカーよりもプレーヤーの数やピッチ面積がバスケットボールに近いスポーツ。
バスケといえば速攻とパスが醍醐味。それゆえ、フットサルもワンタッチでのパス回しや速い攻撃が有効になります。
フットサルは、サッカーよりも圧倒的にボールタッチのチャンスや得点チャンスが多いので、子供がサッカーの基本となる技術や集中力を養うのに最適なスポーツと言えるでしょう!
フットサルの基本は?
フットサルの基本は
これらのプレーが正確にできないと、ボールが回らないので試合に勝つことができません!ボールが回らないと、せっかくの楽しさも半減してしまいます。
まずは基本の「足の裏で止めて、インサイドで正確に蹴る」ことから始めましょう!
先ほど書いたようにフットサルの動きはサッカーよりもバスケットボールに近いです。スクリーンやスイッチなど味方をフリーにするプレーを多用します。
バスケットボールで攻撃している側の選手が、味方をマークしている相手チームの選手の前を幕のように遮断して、味方選手のゴールなどを助ける組織的なプレー。
サッカー経験者でも、独特な動きに慣れるまで苦労することが多い…。
また、サッカーと比べて人数が少ないフットサルでは、一人ひとりプレーの責任が大きくなります。
守備面では、誰か一人が相手選手に抜かれてしまうだけで失点に直結するピンチにつながってしまう可能性が高い。そのため、ディフェンスの基本もサッカーとフットサルでは異なります。
フットサルのディフェンスの基本は
2つのことを意識してディフェンスに取り組めば、1対1の強さを磨くこともできるのです。
チームプレーを身につける
個人技術を上げることは、とても大切なこと。でも、それだけではフットサルの試合に勝つことはできないでしょう。
なぜなら、フットサルはボクシングやマラソンのような個人スポーツではなく、チームスポーツだからです。
パスを出す、敵からボールを奪う、味方をフリーにするなど、人数が少ないフットサルではチーム全員の力が必要となり、味方の協力なしでは何もできません!
また、フットサルを楽しいと思える瞬間は、チームのレベルが高くなればなるほど多くなるもの。
自分のパスの意図を味方がしっかり理解してくれた時、連携プレーで相手の守備を崩した時、チームが連動してボールを奪った時など…。
フットサルは、チームプレーを学ぶ上でも非常に役立ちます。
ジュニア年代でフットサルを経験することはとても意義があることなのです。
【参考記事】サッカーは試合で学ぶ!ミニゲームやフットサルで身につく技術は本物。
【参考記事】シンプルに考える!初心者向けフットサルの基本フォーメーション。
最後に
ブラジルではフットサル、アルゼンチンではバビーフットボールをほとんどの選手が幼い頃からプレーしており、ヨーロッパでもジュニア年代では少人数制を採用しています。
日本でも、少年サッカーに8人制が導入され、より多くの選手がプレーする機会を得られるように変わりました。
実践形式の場数の違いは、実際に育成で大きな差が生まれる原因になります。
サッカーの基本技術が凝縮されたフットサルをジュニア年代で経験することが大事なのは間違いないでしょう。