
どうも寒くなると、お腹が痛くなりがちです。
体が冷えると血管が縮むため、血液の循環が悪くなります。
そして、血液の循環が悪くなると、筋肉が縮こまって硬くなったり、腸の働きが鈍くなったりします。
これが、腸が張ってお腹が痛くなる原因です。
だから、冬場はなるべく冷えを防がなければなりません!腰や背中、足元を温めて保温を心がけるのも効果的。
また、食事の仕方で腸の働きを改善することも可能です。
意識的にゆっくり食べる
最近、私が心がけているのは「意識的にゆっくり食べる」ことです。
大急ぎで食事をかき込むとどうなるでしょうか?
消化には、血液が必要です。そのため、血液の循環が悪いと、腸の働きが悪くなり消化不良でお腹が痛くなったり、気持ちが悪くなったりします。
早く食べると、食べ物を噛む回数が少なくなります。
なので、食べ物がちゃんと噛み砕かれていない状態で胃袋に到達し、それだけ消化に時間がかかってしまうのです。
また、脳が「もう満腹だ」という信号を出さなくなるため、食べ過ぎの原因にもなるでしょう。
意識的にゆっくりと食べると、口腔内で消化活動が始まります。唾液に含まれている消化酵素が食べ物を分解し、胃腸の負担を軽減。
一方で、早食いは口腔内での消化プロセスを省略することになるので、胃腸の負担が大きくなってしまうのです。
繰り返しになりますが、消化は口腔から始まります。意識的にゆっくりよく噛んで、食べ物を細かく砕きましょう。
それだけで、腸内環境はだいぶ改善されます。
食べ過ぎ防止でダイエット
つい食べ過ぎてしまう傾向がある人は、だいたい早食いです。
過食を防止する方法としても、ゆっくりよく噛んで食べるのは大事なこと。
しっかりとよく噛んで食べれば、消化をよくする唾液も出るし、満腹感も得られるのでダイエット効果も期待できます。
満腹中枢が刺激されるのは、食事を始めてから15分後といわれています。
噛めば噛むほど食事に時間をかけられるので、少ない食事量でも満腹感を得ることができるのです。
ゆっくり噛んで食べることで得られるメリットは大きい。
ゆっくり噛んで食べるコツ
早食いのクセがついていると、ゆっくりよく噛んで食べることが、なかなか難しく感じるでしょう。
ゆっくりと意識的に食べるコツがあります。
早食いの人は、食べ物を急いでかき込み、飲み物で胃袋に流し込もうとする悪いクセがあります。
水を飲むと、噛む必要がなくなってしまうので食べ物もちゃんと噛み砕かれず、消化活動にもよくありません。
満腹中枢も刺激されないため、すぐ空腹を感じることもあるでしょう。
なので、腸内環境の改善やダイエットを目指す場合は、なるべく水を飲む回数を減らす努力が必要です。
また、食べ物を噛む時は、一回箸を置くのも効果的。食べ物を次から次へと口に運ぶのを防ぐことができます。
消化活動は、食べ物を口に入れた瞬間から始まることを意識してください。
食べ物を口に入れたら、箸を置いて、噛むことに集中します。姿勢がよくなるので消化もよくなります。
こうすれば、早食いや食べ過ぎは簡単に防げるのです。
最後に
意識的にゆっくり食べると、お腹が痛くなるのを防ぐことができます。
腸内環境の改善にもなるし、ダイエットにもつながるので一石二鳥です。
食べ物を中途半端な状態で胃に運ばれると、無駄なエネルギーの消費にもつながるのでよくないことばかり。
腸が張ってお腹が痛いという人は、意識的にゆっくり食事をすることをおすすめします。