飛蚊症の記事で網膜剥離について少し触れたので、網膜剥離のこともついでに少し書きたいと思います。

僕は、ずっとサッカーをやっていたので常に網膜剥離のリスクと隣り合わせで生活をしていました。

なぜなら、至近距離から目にボールが当たると、強い力が加わって網膜が剥離してしまう可能性があるからです。

これは、外傷性網膜剥離(がいしょうせいもうまくはくり)と呼ばれ、これに年齢はあまり関係ありません。

しかし最近、若者に増えている網膜剥離は少し違います。パソコンやスマホの過剰使用が原因で網膜剥離になることもあるそうです。

極端な例ですけど、スマホの使いすぎで失明したというケースもあります。

長時間スマホをしていると失明の危険あり? – IRORIO(イロリオ)

網膜剥離は、高齢者に多い病気だと思われがちですが、若い人には無縁というわけでもないのです。

【参考記事】飛蚊症は治るのか?僕の目の中には微生物が出現します。

網膜剥離になると、どんな症状が現れるの?

網膜剥離は、失明などの視覚障害を招く目の病気です。

眼球壁の最も内側にある厚さ約0.2mmの透明な膜組織のことを網膜といいます。網膜は、網膜の一番外側にある網膜色素上皮(もうまくしきそじょうひ)と視細胞がある視細胞層から内側の層すべてを総称した感覚網膜の2つに分けるができます。

この感覚網膜が網膜色素上皮から剥がれた状態のことを網膜剥離といいます。

網膜剥離は痛みがないので自覚症状がありません。代表的な初期症状は飛蚊症光視症です。

飛蚊症は、黒い虫や糸くず、髪の毛のようなものなど、いろいろな形をしたもの視界の中で動いて見える病気。

光視症は、視野の一部でフラッシュのような光が見えたり、暗いところや目を閉じているときに目の端の方で光を感じたりする病気です。

視界に違和感を感じたときは要注意ですね。

網膜剥離が進むと?

網膜剥離が進むと、上から暗幕が下りてきているように見えたり、雲が出ているように見えるなど、視野の一部が欠けてきます。

これを視野の欠損と呼びます。

網膜が剥がれると、その部分の視細胞が明暗や色彩、形を感知するいう役割を果たすことができなくなるため、視野の欠損が生じるのです。

視野に黒いものが急激に増えたり、視野の端に光を感じたら眼科へ行きましょう。網膜剥離の前兆かもしれませんので。網膜剥離は早期発見が重要です。

視野の欠損や視力障害などの症状は、網膜剥離がある程度まで進行してから感じる症状です。手遅れになると、失明に至る危険性があります。目の病気は怖いですね。

網膜剥離の種類

網膜剥離には、裂孔原性網膜剥離(れっこうげんせいもうまくはくり)と非裂孔原性網膜剥離と二種類あります。

裂孔原性網膜剥離は、何らかのきっかけで網膜に穴が開き、そこから液化した硝子体の水分が網膜と網膜色素上皮の間に流れ込んで発症します。

一般的な網膜剥離は裂孔原性網膜剥離を指すことが多いです。ボールが直撃した場合などはこちらに当てはまります。

非裂孔原性網膜剥離は、他の病気が原因で発症する網膜剥離です。

糖尿病性網膜症や網膜静脈閉塞症などが原因で網膜の表面に膜状の組織ができて、それが網膜を引っ張って起こる牽引性網膜剥離

加齢黄斑変性や中心性網脈絡膜症などで網膜の下に血液や水がたまって、網膜が剥がれる漿液性網膜剥離(しょうえきせいもうまくはくり)の二つに分けられます。

若い人が注意すべきほうは、裂孔原性網膜剥離です。失明に関わる病気なので覚えておいて損はないと思います。

終わりに

わざわざ僕が網膜剥離について書く必要はないんですけどね。一度調べたことなので、自分用のメモとして残しておきます。

本当にちょっとした衝撃で剥がれちゃうこともあるそうです。なんでも、スマホのせいにする好きじゃないんですけど、実際に事例もあるので気をつけたほうがいいのかもしれませんね。

それにしても、飛蚊症はなかなかうっとおしいですよ。黒い点の数が急激に増えたら要注意なんていわれてますけど、これより増えたら困りますわ。

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