ランニングは睡眠の質を高める?

夏場は、暑くて寝苦しい夜が増えます。そのため、睡眠が浅くなり睡眠の質が低下します。

ところが、いくら暑くても身体が疲れていたり、リラックスしていたりすると、ぐっすり眠れますよね?

睡眠の質は誰でも簡単に高めることができます。暑い夏場でも大丈夫です。

睡眠の質を高めるランニング

日光を浴びながら軽くランニングをするだけで睡眠の質を高めることができるんですよ。

参考:日光にあたってセロトニンを増やす。心の健康はこれだけで保てます。

睡眠の質を高めるセロトニン

健康的に生活をする上でセロトニンが重要であることは当ブログでも何度か取り上げています。

セロトニンは、睡眠の質も高めてくれるのです。

脳内には神経伝達物質というのがあって、まず、やる気にも、やる気がないことにも関連するドーパミン。興奮すると出るノルアドレナリンがあります。そして、これらを調節するのがセロトニンです。

セロトニンは、暗くなるとメラトニンと呼ばれる物質に変化し、このメラトニンが人を眠りへと導きます。

メラトニンは、動物・植物・微生物で見られる天然の化合物である。メラトニンはトリプトファンからセロトニンを経て体内合成される。動物ではホルモンの一つで脳の松果腺から分泌される。メラトニンの血中濃度は1日のサイクルで変化しており、いくつかの生物学的機能に概日リズム(サーカディアンリズム)を持たせている。ヒトでは、メラトニンの血中濃度は昼に低く夜に高く、睡眠と関連している。夜行性の生物の場合も同様なリズムを示す。メラトニン(Wikipedia)

簡単に説明すると、メラトニンはヒトを含む多くの生物の睡眠や覚醒など生体リズム調整において重要な役割を果たします。網膜から入った外界の光刺激が松果体に達することでメラトニンの分泌は抑制されるため、日中のメラトニン分泌量は少なく、夜間に分泌量が十数倍に増加して眠りを誘発するのです。

このように、眠りを誘発するのはメラトニンなのですが、日中にセロトニンを分泌しておくことで睡眠の質を高めることができるのです。

一定のリズムの運動でリラックス

セロトニンを分泌させるのは簡単です。日光を浴びながら歩く、走るだけ。

セロトニンの分泌には、日光の下で一定のリズムのある運動をするのが一番いい、といわれています。

てくてく散歩でもいいですし、軽いランニングでも大丈夫です。たったそれだけで睡眠の質はグッと高まります。

走るのが気持ちいい、完走の達成感がたまらない、ということでランニングを日課にしている人も多いと思います。

だけど、それが同時にセロトニン分泌によるメンタルなケアにもなり、心身のリラックスや睡眠の質の向上につながるんですよ。

睡眠の質を高めるために、思いっきり疲れる運動を行う必要はありません。軽めのランニングくらいであれば、誰でも始められると思うのでおすすめです。

終わりに

睡眠の質を高めるためには心身のリラックスが必要。だから、神経伝達物質のバランスを調節するセロトニンが重要な役割を果たしているのです。

セロトニンを分泌するために、日光を浴びながら一定のリズムで行える軽いランニングが有効なんですよ。

夏は、本当に睡眠の質が低下するのでこういった情報も必要なのかなと思います。