
最近、長い時間をかけてゆっくり走る「スロージョギング」をしている。
スロージョギングは自分を追い込んだり、筋力強化が目的ではない。
スロージョギングはマラソンのトレーニングの一種。
Long Slow Distance(ロング・スロー・ディスタンス、LSD)は、ランニングやサイクリングにおいて有酸素持久力トレーニングの1形態を指す。LSDトレーニングにより、循環器系の機能、体温調節の機能、ミトコンドリアのエネルギー生産能力の向上、骨格筋の酸化容量の増加、燃料として脂肪を利用する割合の増加といった身体機能への影響がある。ドイツの医師でコーチでもあるエルンスト・ファン・アーケン(英語版)は、一般的に持久力トレーニングの方法としてLSDを確立した第一人者と目されている。
専門的には「ロング・スロー・ディスタンス」と呼ばれている。
基礎体力向上に役立つトレーニングで、サッカーやフットサル、バスケットボール、テニスなど、急停止、急発進、ターンを繰り返すスポーツにも効果的だ。
短距離では縮む速度は速いけどすぐに疲労する速筋が稼働し、長距離では縮む速度は遅いけど持久力がある遅筋が稼働する。
後者の遅筋を鍛えることで全身の毛細血管に酸素を行き渡らせることができるため、スロージョギングは健康増進効果が非常に高い運動といわれている。
スロージョギングは疲労回復効果も期待できる。
スポーツ選手が試合の翌日に軽くランニングをして、コンディションを整えるのは血液の循環を良くして疲労物質の排出を促すため。
激しい運動後には、スロージョギングのような体への負担が少ない運動が欠かせないのだ。
ただし、スロージョギングはエネルギーをかなり消費する。
エネルギーの消費量は同じ速度で行うウォーキングの約1.6倍。
疲労回復が目的の場合はトレーニング後に食事でしっかり栄養を補給しないといけない。
スロージョギングは最低でも30分以上は行わないと効果がない。
私は45分から60分を目安に運動を行なっている。
スロージョギングはダイエットにも効果的。
疲労回復や基礎体力向上にもつながるのでおすすめの運動だ。
トレーニングを長く続ける秘訣は無理をしないこと。
これに尽きる。