
みなさま、突然ですが、三大栄養素をご存じでしょうか?
のことを指します。三大栄養素の理解を深めれば、運動やダイエットでの体作りが成功しやすくなるでしょう!
生きる上で不可欠な三大栄養素
日々の食事で最低限摂らなければならないのが、糖質と脂質とタンパク質の三大栄養素です。
極端に言ってしまえば、生命を維持するのに食物繊維やビタミン、無機質などは不足しても問題はないのですが、三大栄養素は欠かせません!
基本的に食事は、ご飯やパンなどの主食と肉や魚などの主菜で構成されていますよね?
これは昔から伝わる三大栄養素を過不足なく摂取するための先人の知恵なのです。
例えば、牛丼やハンバーガーなどのファーストフードの定番メニューでもしっかり三大栄養素を摂ることができます。
ご飯やバンズで糖質、牛丼の具材やパティから脂質とタンパク質といった具合に補給できているんですよ。
無酸素運動で燃える糖質
糖質は、ご飯やパンなどの穀物類、イモ類のデンプンなどに含まれています。また、果物やお菓子などには、果糖や黒糖と呼ばれる糖類が含まれています。
糖質と食物繊維を総称したものが炭水化物。食物繊維は体内に消化吸収されないのでエネルギーにはなりません!糖質だけが体内に吸収され、エネルギーになるのです。
糖質は、グルコースやフルクトース、ガラクトースなどに分解されてから小腸で吸収されます。そして、血中で酸素を運ぶ赤血球や脳細胞が糖質をエネルギーとして利用。
特に、無酸素運動のような瞬間的に大きなエネルギーを使うときに優先的に使われる栄養素です。
炭水化物を摂りすぎてしまったら、有酸素運動ではなくダッシュなどの無酸素運動を行なうと効率よくダイエットができますよ。
【参考記事】交感神経を刺激する強度の高いランニングで太りにくい体質を作る方法。
有酸素運動で燃える脂質
脂質は、肉類や魚介類、乳製品、調理油などに含まれています。
中性脂肪やコレステロール、リン酸として体内に吸収されるもの。だから、脂質の摂り過ぎはよくないのです。
だけど、脂質は糖質やタンパク質の2倍以上のエネルギーを出せるため、エネルギー効率がいい栄養素でもあります。筋肉などが絶え間なく働いている間、細胞にエネルギーを供給するのも脂質の役割。
また、神経細胞などの細胞膜や体内で分泌されるホルモンの原料にもなります。
脂質は、代謝機能の調整でも重要な働きを担っているため、摂り過ぎはもちろんNGですが、絶対に欠かすことができない栄養素なのです。
脂質の一部は、体内で合成できないので毎日の食事からしっかり摂る必要があります。過剰に摂取すると、体脂肪が増えてしまうので注意!
体脂肪を減らしたいときは、ランニングなどの有酸素運動を行ってダイエットしましょう。
脂質は、有酸素運動で消費するエネルギーのなんと半分以上を占めているんですよ!
【参考記事】ゆっくり走るだけ?スタミナが向上するローパワートレーニング。
体を作っているのはタンパク質
タンパク質は、脂質と同様に肉類や魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品から摂れます。卵や大豆などの豆類にも豊富に含まれてるもの。
20種類存在するアミノ酸が鎖状に一列につながったものがタンパク質で、筋肉や皮膚などをつくる重要な役割を担っています。
この20種類のアミノ酸のうち、必須アミノ酸と呼ばれる9種類は体内で合成することができません!そのため、食事で肉や魚などの主菜は欠かすことができないのです。
体内には、約10万種類のタンパク質が存在しています。時間の経過とともに老化が進み、本来の機能が保てなくなるので、日々、古いものを分解して、新しいものと入れ替わっているのです。
だから、しっかりタンパク質を摂らないと、いくらダイエットをしても理想の体を作ることができません!
筋肉もつかないし、肌も荒れてしまう原因になります。
【参考記事】栄養は足りてますか?薄毛や抜け毛の原因は食生活にあるかも…。
最後に
体を作ったり、動かしたりするのは三大栄養素です。
ダイエットにおいても、トレーニングにおいても、三大栄養素をどう摂り、どう利用するのか、が重要なポイント!
日本人の平均的な食事の総カロリーのうち60%が糖質、25%が脂質、15%がタンパク質となっています。糖質と脂質の占める割合が高く肥満が増えているのが原状…。
ダイエットに取り組むときは、脂質の摂取量を減らして、糖質とタンパク質の摂取量を増やすこと。有酸素運動で脂質を燃やし、体脂肪を減らしましょう!
体作りをする上で三大栄養素が体内でどう働くかを知ることは、とても大切なことですよ。